アンスティチュ・フランセが主催する文学フェスティバル「フランス読書の秋」が、今年も日本各地で開催されます。
フランス語圏の現代文学が織りなす豊かさと多様性を讃えるひととき。
読者と作家、そして出版の担い手たちが集い、語り、読み、創り出す場が、日本列島のあちらこちらに広がります。
「フランス読書の秋」とは
2008年に創設された「フランス読書の秋」は、文学を通しフランスと日本の対話を育んできました。
2025年で第18回目を迎えます。
このフェスティバルは、作家や翻訳者、出版関係者、そして文学愛好家を結びつける唯一無二の舞台です。公開イベントやアトリエを通じて、思いがけない出会いや新たな言葉が芽吹き、国境を越えた物語が紡がれていきます。
今年は特に翻訳に光を当て、両国をつなぐ物語や想像力の架け橋としての重要な役割を照らし出します。また、フェスティバルは文学の多様な姿を映し出します。絵本作家マックス・デュコス氏さんやバンド・デシネ作家アリックス・ガランさんのツアーから、小説家、翻訳者、研究者による発表に至るまで、現代文学の息づかいを体感いただけます。
書籍業界向けのプログラム
書店での「フランス書籍フェア」
フェスティバルにあわせ、紀伊國屋書店と大垣書店では「フランス書籍フェア」が展開されます。古典から新刊まで、珠玉の翻訳文学が並びます。今回の招待作家の著作に加え、
過去のフェスティバルを彩った作品もご覧いただけます。
紀伊國屋書店での開催店舗は以下の通りです:
- 東京・新宿本店:2025年11月1日~30日
- 大阪・梅田本店:2025年11月初旬~下旬
- 札幌本店:2025年11月1日~30日
- 福岡本店:2025年11月1日~30日
- 横浜店:2025年10月16日~11月6日
さらに今年は初めて、京都の大垣書店二条駅店でも、2025年9月26日~10月13日に「フランス文学とえほん紹介フェア」が設けられます。