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ニナ・フラデ「線の詩学」展

ニナ・フラデ「線の詩学」展

© Johanna Meyer – Body Fragment #1, Nina Fradet, 2024

 

工芸家、造形作家のニナ・フラデ(2024年ヴィラ九条山レジデント)の、立体作品、写真、デッサンによる個展。

 

ニナ・フラデの用いる編み込みの技法は、素材の純粋な質感をそのまま使用し、加工や装飾をせずに表現力を与える方法です。素材に施される細やかな手作業は、複雑な構図の幾何学模様を忠実に再現し、技術そのものが装飾となるのです。機能的なオブジェとしての目的から切り離された素材は、普段とは異なる見え方で私たちのまえに現れます。それは芸術と工芸の境界が曖昧になる瞬間でもあります。
 
「素材の中にムーヴメントを刻み込む。
身体の表現力を解放する。」

 

ある場所から別の場所へと、ダンサーの身体の動きは、空間の中に連続した線を描き出します。その線は目には見えず、つかの間のものです。ダンサーのポーズを固定し、紙の上に線を引くことで、身振りや動きの連なりの抽象的な構図が浮かび上がります。ダンサーとのコラボレーションのもと、身体と物質、生き物と無生物、見えるものと暗示的なものとの絶え間ない対話をとおして生み出された、ニナ・フラデの作品を本展ではご紹介いたします。

 

 

同時開催:渡辺 祐「Urushi-branché」展

会期

2025年10月24日(金)~12月14日(日)
10月24日(金)は19時~21時開廊/オープニングレセプション開催

会場

東京日仏学院|ホール(藤本館)、ギャラリー(坂倉館)

時間

火~木・土曜:11時~19時
金・日曜:11時~17時
月曜・祝日は休廊

入場

無料

アーティスト

ニナ・フラデ

デュペレ応用美術学校で空間デザインを、 エコール・ブール国立工芸学校で木工を学んだニナ・フラデは、工芸作家、小倉智恵美のもとで竹細工を学び、その後アイスランドと日本で職人、アーティスト、デザイナーのもとで2年間修業を積んだ。その多様な実践は、デザイン、工芸、ビジュアルアートをつなぐ架け橋となっている。さまざまな出会いから生まれる創造的なエネルギーへの好奇心から、研究分野を他の領域にも広げ、工芸の枠を超え、パフォーマンスアートに至るまで、素材が持つ繊細な美しさを表現している。

https://www.hinnstudio.com/manifesto

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