写真展 『写真がつなぐフランスと横浜』
第一部:「横浜写真、カラーで描く明治の日本」
第二部:「フランス人写真家が切り取る、現代の横浜 」
今から200年前、ジョセフ・ニセフォール・ニエプスによって写真が誕生しました。本展では、開国後の日本を写し、着色した貴重な「横浜写真」と、現代フランス人写真家たちの視点による横浜の姿を紹介します。
展示会場となる横浜赤レンガ倉庫1号館を舞台に、二部構成で展開される本展。第一部「横浜写真、カラーで描く明治の日本」では、和紙への大判プリントやファクシミリ作品を通して、開港以降の横浜が写真文化の発信地となった歴史や、彩色写真、観光イメージ、異文化への憧憬など、多面的な視覚文化をたどります。
第二部「フランス人写真家が切り取る、現代の横浜 」では、6名の現代フランス人写真家によるグループ展を開催。写真やインスタレーションなど多様な表現を通して、現代都市・横浜の姿を映し出します。
過去の「横浜写真」と現代の視点を往還しながら、本展は、光とイメージによって形づくられる横浜の新たな都市像を提示します。
日程:
6月25日(木)~7月12日(日)
会場:
横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース
入場料:
1,000円
入場予約:
【事前予約推奨】 オンラインブティック、またはPeatixよりお申し込みください。
入場券購入
チケット情報は近日公開予定です。
出展者情報
第一部:「横浜写真、カラーで描く明治の日本」
グザヴィエ・デュラン
浮世絵版画や日本の入れ墨文化を専門とするフランスのキュレーター。カルカソンヌ美術館での「サムライ:日本の1000年の歴史」展(2014)や「サムライ:日本における芸術と象徴」(2018)、ニース・アジア美術館での「浮世の入れ墨」展(2023)の企画・共同監修を務めた。現在はフランスを拠点に活動。
クロード・エステーブ
日本の視覚文化史を専門とする研究者。ヴィラ九条山の元レジデント。明治時代写真研究の専門家として、ギメ美術館やフランス国立図書館(BnF)などで活動。『最後のサムライ』や『横浜写真』などの著作でも知られ、現在はフランスと日本を拠点に活動している。
第二部:「フランス人写真家が切り取る、現代の横浜 」
ティボー・シャテニエ
日本でエンジニアとして働くフランス人作家。個人的な経験をきっかけに芸術表現へと向かい、写真と絵画の境界を行き来する実験的な作品を制作している。本展では、光や透明性、感覚的な知覚を通して、ものに宿る生命感や不可視の領域を探る。
セバスチャン・ルベーグ
2008年より東京を拠点に活動するフランス人写真家・ビジュアルレポーター。都市や旅を題材に、物語性のあるドキュメンタリー作品を制作している。今回の展示では、身体と都市のイメージを重ね合わせながら、人と空間の関係性を映画的な視点で探る。
マチルド・ル・マソン
フランス・ナント高等美術学校で学んだ写真家。アジアや東欧、北アフリカを旅しながら、ポートレートや日常の風景を撮影している。被写体と正面から向き合うまなざしと、抑制された光や色彩を通して、人々の暮らしや都市のリズムを静かに写し出す。
ロマン・リヴァラン
マルセイユ在住。舞台芸術の制作に携わる傍ら、アナログ写真を用いた作品制作を行っている。人と土地、身体と環境との関係を主題とし、本展では横浜の消費空間や娯楽空間を社会的風景として捉え、重層的なイメージによる没入型インスタレーションを展開する。
ミシェル・テマン
パリ生まれの写真家・文筆家。若くして写真を始め、ヨーロッパ、アメリカ、アジアを横断しながら活動を続けてきた。鮮やかな色彩や浮遊感のあるフォルムを通して、現実と想像のあわいを漂う独自の抽象写真表現を展開している。1995年、キヤノン財団研究助成プログラムに選出。
ジム・ヴィエイユ
映画、写真、インスタレーションを横断して活動するフランス人アーティスト。フィクションと実験性を行き来しながら、人と土地、環境との関係を探求している。本展では、開港都市・横浜を舞台に、「境界」をテーマに都市と人々の姿を捉えている。

