第21回目を迎える「横浜フランス月間」は、2026年6月12日から7月12日まで開催いたします。今年は、1826年頃にリヨン地方でフランス人ニセフォール・ニエプスの情熱と忍耐によって誕生した「写真誕生200周年」を祝います。
1959年より姉妹都市提携を結ぶ横浜とリヨン。このつながりに加え、写真誕生200年は横浜の地においても多くの響きを持っています。19世紀末、「横浜写真」によって世界的な旅行写真の中心地であった横浜は、今日でもその独特な建築や港の風景、多彩な街並み、そして生来の国際性によって、多くの写真家たちに尽きることのないインスピレーションを与え続けています。
今年の「横浜フランス月間」では、横浜赤レンガ倉庫にて2つの写真展を開催します。ひとつは、フランス人の専門家・コレクター兼研究者2名によって企画された「横浜写真」に関する展示、もうひとつは、現代フランス人写真家6名による、横浜の街を見つめた作品を紹介する展示です。
また、象の鼻テラスでは、タラ オセアン財団の元レジデントアーティスト2名が、モノタイプやフォトグラムといった写真表現の原初的な技法を、持続可能な社会の実現や海洋保全の課題と響き合わせる展覧会を行います。
さらに、シネマリンではフランス映画特集を開催し、アニエス・ヴァルダやクリス・マルケルの作品を通じて、ヌーヴェルヴァーグの現代性と写真との深い親和性をご紹介します。
フランスと横浜の交流をテーマとする本フェスティバルでは、これら象徴的な会場を舞台に、写真をめぐる講演会やワークショップも開催され、アーティストと市民が交流する機会を創出します。
新たな「横浜フランス月間」で、皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
駐日フランス大使
ベアトリス・ル・フラペール・デュ・エレン


