展覧会レポート|フランス美食の世界
九州日仏学館は、ディジョン国際ガストロノミー&ワインセンターとの共催により、ユネスコ無形文化遺産(2010年11月6日登録)「フランス人の美食術」をテーマとした特別展 「フランス美食の世界」 を開催しました。
本展は、高級料理や名だたるシェフ、上質なワインだけに焦点を当てるのではなく、フランス人の日常に根ざした食文化—食卓を囲む時間、食を楽しむ心、マナー、歴史とともに受け継がれてきた「共有」の精神、そしてそれらを讃える豊かな言葉の世界—を多角的に紹介しました。
伝統でありながら常に更新され続ける、生きた文化としてのフランス美食の奥行きを、写真を通して体感いただく機会となりました。
また展覧会に先立ち、12月4日(木)には、展覧会記念セミナー「フランス人たちの食の演出」 を九州日仏学館メディアテークにて開催しました。
ユネスコ無形文化遺産に登録された「フランス人の美食」を切り口に、中世から現代までの4つの時代(ヴァロワ朝の食卓、宮廷文化、ブルジョワ社会、現代のビストロ)をたどりながら、食卓がいかに文化や社会、価値観、美意識を映し出す「演出の場」であり続けてきたのかを専門家が解説。
セミナーで得た歴史的・文化的視点が、展示鑑賞をより立体的で豊かなものにしたという声も多く寄せられました。
会期中は200名以上の方にお越しいただきました。ありがとうございました!
本展覧会および関連セミナーを通して、フランス美食が単なる料理技術ではなく、社会と人を結び、共有され、語り継がれてきた文化そのものであることを改めて紹介する機会となりました。
ご来場・ご参加いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。今後も九州日仏学館では、フランス文化を多角的に体験できる企画をお届けしてまいります。
開催概要
会期: 2025年12月6日(土)〜12月14日(日)
会場: 九州産業大学美術館
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