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【開催レポート】セバスチャン・デスプラ特別講演会

【開催レポート】セバスチャン・デスプラ特別講演会

2026年5月28日(木)、九州産業大学アート&デザイン研究センターと九州日仏学館の共催により、グラフィックデザイナー、編集者、版画家であり、元ヴィラ九条山レジデントでもあるセバスチャン・デスプラ氏をお迎えし、芸術学部特別講演会を開催しました。

当日は、芸術学部の学生、教職員、一般参加の方々を含め、120名を超える皆さまにご参加いただきました。

 

講演テーマは、「現代におけるアーティスト・ブックを考える/つくる」。

 

本講演では、デスプラ氏がこれまで取り組んできた出版、版画、グラフィックデザインを横断する制作実践について紹介。「本」を単なる情報伝達の媒体としてではなく、紙、印刷、造本、図像、テキストなど、さまざまな要素が交差する表現の場として捉え、その可能性について語りました。

また、アーティスト・ブックの制作プロセスや、作家とのコラボレーションのあり方にも触れ、出版が実験的かつ創造的な実践になり得ることを、自身の活動を通して示しました。

 

さらに、2021年に京都のヴィラ九条山に滞在した際の経験をもとに、日本の伝統的な印刷技法、とりわけ木版画や木版水印刷への関心についても紹介。歴史ある技術をそのまま再現するのではなく、現代の表現へとどのように接続し、再解釈していくのかについて、自身の制作例を交えながら紹介。

講演全体を通して、アーティスト・ブックや印刷表現の多様な可能性に触れる貴重な機会となりました。

 

デスプラ氏は、出版レーベル「OK DES PARIS」として、5月29日から31日まで太宰府天満宮で開催された「Pages Fukuoka Art Book Fair」にも出展。講演会をきっかけに、学生や教職員の皆さまとの新たな交流も生まれました。

 

ご参加いただいた皆さま、そして開催にご協力いただいた九州産業大学の皆さま、誠にありがとうございました。

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