「赤い翼プロジェクト」講演会 〜アンドレ・ジャピーと日仏友好の翼〜

日程
2025年11月6日(木)
時間
19:00-20:00
会場
九州日仏学館3Fメディアテーク
料金
無料・要お申し込み
定員25名
1936年、パリから東京を目指した
飛行家アンドレ・ジャピーの奇跡の救出劇と、
日仏をつなぐ「赤い翼プロジェクト」の軌跡をたどる
いまではパリ-東京間は飛行機でわずか13時間ほどですが、アンドレ・ジャピーの時代には75時間以上を要しました。
1936年、フランス人パイロットのジャピはこの壮大な挑戦に挑みます。彼はすでにパリ-モスクワやパリ-ハノイなどの長距離飛行を成功させ、なかでもパリ-ハノイ間では現在も破られていない単独最速記録を持っていました。
ところが、この1936年の飛行は思わぬ展開を迎えます。九州上空で嵐に巻き込まれ、機体は背振山近くに墜落してしまったのです。
奇跡的に命を救ったのは、地元住民や消防、医療関係者たちの必死の救助でした。
南島先生による今回の講演では、ジャピーの人生やパリ・東京間飛行の全貌を知るとともに、この出来事を通して生まれた「冒険家と救助者との思いがけない絆」に触れる、貴重なひとときとなるでしょう。
本講演では、以下のテーマを通じてこの歴史とプロジェクトの意義を紐解きます:
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1936年のパリ―東京飛行挑戦とその時代背景
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脊振山での墜落、九大病院での治療、そして日本人との交流
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プロジェクト発足までの日仏交流の軌跡
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復元機による記念フライトと「赤い翼プロジェクト」の未来
さらに、ジャピーと福岡・神埼の人々との縁が姉妹都市締結や朗読劇『アンドレの翼』などにつながり、現在も受け継がれていることを紹介します。
講師
南島 広治

医療法人南島整形外科 理事長
福岡日仏協会理事
一般社団法人「赤い翼協会」東京委員
「赤い翼福岡の会」会長
