作家、ムカディ・イルンガ氏とマツシサ・ンギナマウ氏による対談

コンゴ民主共和国大使館は、作家クリスチャン・ムカディ・イルンガ氏およびジャン=マルク・マツシサ・ンギナマウ氏との対談を開催し、人工知能が環境に与える影響について議論する機会を提供します。

著者について

ジャン=マルク・マツシサ・ンギナマウ氏 : 

ジャン=マルク・マツシサ・ンギナマウは、幼い頃から存在の神秘に魅了され、哲学、科学、そして精神的な探求を通して、目に見えない力が私たちの現実を形作る様を探求してきました。作家として、彼は様々なジャンルを横断し、読者の皆様に思考と感情の旅を提供しています。
著作 :
『より良く考える – ポジティブ思考』 (2019年12月、Amazon)
思考の力を探求する哲学書。
『王位継承者 – レオパルド王』 (2024年3月、Amazon)
歴史、フィクション、未来予測が織りなす壮大な冒険小説。
『レベッカの影 – 血の契約』 (2024年8月、Amazon)
ドラマと超自然的な要素が絡み合う、緊迫感あふれる小説。
『第六番目の子供 – メタバース』 (2024年12月、Amazon)
ポスト黙示録的な未来を描くSF小説。
『無限のサイクル – 第五の元素』 (2024年12月、Amazon)
形而上学的な探求を行う哲学書。
1987年10月30日生まれ。コンゴ民主共和国の首都キンシャサ出身。ジャン・マルクは2018年から日本に住んでいます。

クリスチャン・ムカディ・イルンガ氏 :

1990年1月24日、コンゴ民主共和国のリカシに生まれたイエズス会司祭。

リカシで5年間ジャーナリストとして働いた後、2011年にイエズス会に入会し、ルブンバシのロヨラ図書館で初期養成を受ける。2012年、キサントゥのイエズス会修練院に入る。その後、キンシャサのコンゴ・ロヨラ大学で哲学を学び、優れた文章力で注目される。学士論文ではカール・ポパーの政治思想を考察。

2017年、日本へ宣教師として派遣され、日本語と日本文化を学びながら上智大学でチャプレン（司牧担当）を務める。また、国際的な学術誌に論文を発表し続ける。2023年、上智大学神学部で神学の学位を取得し、ニッサのグレゴリウスに関する論文を執筆。

現在、東京の上智大学で哲学と神学の2つの修士課程を進めており、研究テーマは政治理論、正戦論、暴力と平和、ガバナンス、アフリカ研究など多岐にわたる。

業績 :
卒論
（１）：SUBVERSION ET INVENTION D’UTOPIES : Une lecture de la Société ouverte et ses ennemis de Karl POPPER（哲学部：2017）
（２）：『ニュッサのグレゴリオスにおける神認識の成⽴構造』（神学部：2023）
論文
6. 「正しい戦争とは——正戦論の成立過程を巡って——」、上智人間学会、（53）、13－30、2023.
7. Sortir le Congo-Zaïre de l’Impasse Sécuritaire : Conflit des Narratifs et défi d’une Politique Cohérente de Sécurité, in Congo-Afrique, 2022, No pp. 778-785
8. On Religious Synthesis in Africa: 16th -18th Afro-Kongolese Christianity, In Japan Mission Journal, Winter 2021, Volume 75, Numero 4, pp. 242-254.
9. « Au Sujet de la Pensée Postcoloniale : Frantz Fanon, Edward Saïd et Achille Mbembe », in Raison ardente, No 111, Octobre2020-Mars2021, pp. 63-78.
10. “Brutalism, Neo-animism, and Authentic Humanity”, The Japan mission journal, Vol. 75, N°2. Summer 2021, pp 93-101 (ISSN 1344-7297) ; and Chiedza, Journal of Arrupe Jesuit University, Vol 22, No.2, December 2020, pp. 155-179.

本:　
1. Mukadi Ilunga, Au pied du Mont Fuji, Paris, Persée, 2024. （小説）
2. Afromanie: Essai d’Etudes Africaines, Paris, l’Harmattan, 2025. （エッセイ）

発表
1．“Ubuntu as theory of justice”, Notre Dame students’ peace conference 2022 edition. (University of Notre Dame, USA)
2. 「正しい戦争とは——正戦論の成立過程を巡って——」、上智人間学会（2023）

研究分野
政治理論、正戦争論、紛争と暴力論、平和論、統治論、宗教と社会論、アフリカ思想