第11回「哲学の夕べ」― Agir pour le vivant 生きものとともに

コア会期
2025年5月30日(金)〜6月1日(日)
※展覧会は5月23日(金)〜6月15日(日)
会場
チケット
PEATIX ※5月13日(火)12時より発売開始
・5/30のプログラム
・5/31のプログラム
・6/1のプログラム
料理パフォーマンスの予約はこちらから
プログラム・キュレーター:四方幸子
参加アーティスト・登壇者:
フレデリック・アイ=トゥアティ、青柳菜摘、石倉敏明、石橋友也、
アートとの刺激的な対話をとおして哲学にアプローチする「哲学の夕べ」。第11回を迎える今年は、フランス・アルルのフェスティバル「Agir pour le vivant」と協働します。
地球温暖化、社会格差や人々の分断、戦争…私たちは現在、数々の問題に直面しています。これらはいずれも、人間中心主義的な世界観に由来するといえるでしょう。本フェスティバルでは、人間以外の様々な存在とその循環―動物、植物、微生物、水、土壌、大気に至るまで―に目を向けます。そして中でも、あらゆる人為的境界を超えていくフレキシブルな可能性として「水」に注目します。世界に偏在し生命の源である水は、そもそもコモンズであり、エコロジーやフェミニズムへと連なっていく思考や実践の最前線といえるのです。
かつての「水都」江戸の中心部に位置する東京日仏学院は、周辺の水辺に加え、地下に豊かな水脈を擁しています。そのような水の存在を感じながら、本フェスティバルは、3週間の展示とともに、5月最後の週末に理論と実践を往還する日仏の研究者やアーティストを迎えた多彩なイベントを開催します。そこでは出演者、来場者が体験を共有し、森羅万象とともにエネルギーを交歓していく場が生まれることでしょう。
***プログラム***
5月30日(金)
- 17:00|上映会 オリヴィエ・デュビュコワ監督『不屈の人々 Irréductibles』(50分、2020年)
監督によるアフタートークあり - 19:00|ライブ・パフォーマンス|青柳菜摘+鈴木ヒラク「生体放送」
- 20:00|オープニング・トーク|登壇:アガット・ルディエ、カタリーナ・メサ、四方幸子
- 20:00|レセプション
5月31日(土)
- 10:00|子どものためのワークショップ「環境を演奏する」
監修・ファシリテーター:大村高広 - 10:00|上映会 大小島真木+辻陽介『千鹿頭 CHIKATO』(約40分/2023年)アーティストによるアフタートークあり
- 12:00|料理パフォーマンス~ランチ・ビュッフェ「つつんで、はさんで、むすんで」アーティスト:ソウダルア、太田旭
- 13:00|ランチ・カンファレンス 登壇:占部まり、ソウダルア、太田旭
- 12:30|アーティスト・トーク 登壇:ノエル・ピカペール、森純平 司会:大村高広
- 14:00|トークセッション「自然の中の私たち、私たちの中の自然」
登壇:シャルレーヌ・デコロンジュ、唐澤太輔 進行:結城正美 - 16:30|トークセッション「精神としてのエネルギー」
登壇:太田光海、ジャン=ルイ・トルナトール 進行:石倉敏明 - 19:00|トーク&パフォーマンスセッション「生きものとともに」
登壇:フレデリック・アイ=トゥアティ 進行:奥野克巳
ライブパフォーマンス『Présage 予兆』 朗読:大石将弘
6月1日(日)
- 10:00|トークとワークショップ 登壇:オリヴィエ・デュビュコワ
- 10:30|上映会 フレデリック・アイ=トゥアティ、ブルーノ・ラトゥール「Moving Earths」(75分)
- 12:00|料理パフォーマンス~ランチ・ビュッフェ「つつんで、はさんで、むすんで」アーティスト:ソウダルア、太田旭
- 12:00|ダンス・パフォーマンス アーティスト:小暮香帆
- 14:00|トークセッション「コモンズとしての社会」
登壇:卯城竜太、フレデリック・アイ=トゥアティ 進行:四方幸子 - 16:30|トークセッション「科学技術と民主主義」
登壇:ドミニク・チェン、アレクサンドル・モナン 進行:原島大輔 - 18:00|クロージング・カンバセーション「新たなエコゾフィーに向けて」
登壇:アガット・ルディエ、カタリーナ・メサ、四方幸子
展覧会
- 「センシング・ストリームズ〜生きものとともに」展
参加作家:石橋友也、大小島真木、藤倉麻子、細井美裕
会期:5月23日(金)~6月15日(日)
会場:東京日仏学院
*5月23日(金)19:00 アーティストトーク&レセプションあり - ノエル・ピカペール プロジェクト紹介展
会期:5月23日(金)~6月15日(日)
会場:東京日仏学院
協力:ヴィラ九条山、ベタンクールシュエーラー財団、有楽町アートアーバニズムYAU、東京藝術大学 - ノエル・ピカペール「野良展示0.0 –MOHITORIパビリオン–」
会期:2025年5月30日(金)~6月15日(日)
※終了時期は場合により早まる可能性あり
会場:ホトリア広場
協力:ヴィラ九条山、ベタンクールシュエーラー財団、有楽町アートアーバニズムYAU、東京藝術大学
主催:東京日仏学院
共催:Agir pour le vivant(アルル)
特別協力:ヴィラ九条山、ベタンクールシュエーラー財団、有楽町アートアーバニズムYAU、東京藝術大学
協力:武蔵野美術大学、アヴィニョン国立高等美術学校
助成:アンスティチュ・フランセ パリ本部
広報デザイン:三ッ間菖子
プログラム・キュレーター
四方幸子

キュレーター、批評家。十和田市現代美術館館長、美術評論家連盟会長、「対話と創造の森」アーティスティックディレクター。多摩美術大学・東京造形大学客員教授、武蔵野美術大学・情報科学芸術大学院大学(IAMAS)・京都芸術大学非常勤講師。「情報フロー」というアプローチから諸領域を横断する活動を展開。1990年代よりキヤノン・アートラボ)、森美術館、NTT ICC(いずれもキュレーター)と並行し、インディペンデントで先進的な展覧会やプロジェクトを多く実現。国内外の審査員を歴任。著書に『エコゾフィック・アート 自然・精神・社会をつなぐアート論』(2023)、共著多数。
© Kenshu Shintsubo

パートナー
Agir pour le vivant

Agir pour le vivant は、2020年よりアルルで毎年開催されている、
https://agirpourlevivant.fr/

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