「思想の夕べ2026」・ TOMIOKA-ism : シルクの伝統を継承する日仏トーク ~革新しつづけ、未来をつくる~
日時
2026年4月19日(日)
特別ガイドツアー: 13:00 – 14:00(集合:12:45)
日仏トーク: 14:30 – 15:30(開場:14:00)
会場
富岡製糸場「西置繭所」多目的ホール
(群馬県富岡市富岡1-1)
募集人数
特別ガイドツアー:各30名限定(先着)
日仏トーク:100名(先着)
参加料
無料
※富岡市民以外は、別途富岡製糸場見学料がかかります。
使用言語
特別ガイドツアー:フランス語/日本語の2グループ
トーク:フランス語・日本語(逐次通訳付き)
TOMIOKA-ism : シルクの伝統を継承する日仏トーク
伝統はどのようにして未来の創造につながるのでしょうか。
日本のシルク産業の近代化の象徴である富岡製糸場を舞台に、文化や創造が地域の活力をどのように生み出すのかを考える日仏トークイベント「TOMIOKA-ism」を開催します。
本イベントは、アンスティチュ・フランセ日本と富岡市が共催し、アンスティチュ・フランセが世界各地で展開する討論イベントシリーズ「思想の夕べ2026」の一環として行われます。1872年に創業し、日本の近代化と世界の絹産業の発展に重要な役割を果たした富岡製糸場。この歴史的な場所を舞台に、フランスと日本の登壇者がそれぞれの地域での取り組みや事例を紹介しながら、文化や創造が地域社会にもたらす可能性についてともに考えます。
また、ヴィラ九条山レジデントであり刺繍作家のオレリー・ラノワゼレも登壇します。伝統的な刺繍技法と現代的なテキスタイル表現を融合させた彼女の創作活動を通じて、シルクや繊維のサヴォアフェールがどのように現代のアートや創造へと受け継がれているのかについても紹介します。
さらに、4月19日限定で富岡製糸場の特別ガイドツアーも実施します。富岡製糸場とフランスとの歴史的なつながりに迫る特別解説を予定しており、日本語とフランス語で開催します(各回30名限定)。
※日仏トークと特別ガイドツアーはいずれも事前申し込みが必要です。
「思想の夕べ2026」について
「思想の夕べ」は、アンスティチュ・フランセが世界各地で展開する文化・討論イベントシリーズです。2026年は「Ouvrir la voie(道をひらく)」をテーマに、新しい声や創造性、そして対話の可能性に光を当てます。
日本各地で開催される本シリーズでは、地域で文化や知の活動に取り組む人々を迎え、文化が地域にどのような活力をもたらすのかをともに考えます。
刺繡作家、ヴィラ九条山レジデント
オレリー・ラノワゼレ
伝統的なサヴォアフェールと独自性のあいだに位置する、オーレリー・ラノワゼレのテキスタイルおよび刺繍の制作アトリエは、2002年に活動を開始しました。
大胆で詩的な彼女の創作は、テキスタイルの領域を工芸の枠を超えてアートへと押し広げています。彫刻的な作品やコレクターズ・オブジェ、アーティスティックなコラボレーション、展覧会、オートクチュール、アート・デバイスの制作を通して、アトリエならではの特異なアプローチが展開されています。
そのサヴォアフェールは、リュネヴィル刺繍(クロシェ・ド・リュネヴィル)を中心とした伝統的な刺繍技法と、染色技法の融合や素材開発などのテキスタイルの高度加工に基づいています。素材の再利用、ニットワーク、ビーズ刺繍、かぎ針編みを組み合わせることで、面と量感を自在に扱い、制約のない現代的な表現を可能にしています。
近影 © Lydie Nesvadba
(一社)富岡シルク推進機構 課長
笹口晴美
一般社団法人富岡シルク推進機構は、世界遺産である富岡製糸場の歴史と伝統を受け継ぎ、日本の養蚕技術とシルク文化を次世代に継承していくことを基本理念として活動しています。
2014年より、富岡シルクブランドの普及・推進に従事。地域資源である地元の養蚕業の継承と新たな富岡シルクの価値創出に取り組み、富岡シルクのブランド化をはじめ、富岡シルクオリジナル製品開発、大手ブランドメーカーや百貨店と共に限定モデルやコラボ商品を手掛け、伝統技術と現代の感性を融合させたシルク商品の魅力発信に力を注ぐ。国内外に向けた展示会や企画展、コンテストの運営など、特に、毎年富岡製糸場西置繭所にて開催され、今年で5回目となる富岡シルク手芸絹糸を使用した『富岡シルク手編みニット展』は、全国の手編み愛好家のライフワークとして多くの支持を得ており、富岡シルクの新たなブランド力の向上に繋がっている。2008年リヨン・シルクマーケットに富岡市として自主出展。
(一社)富岡市観光協会観光地域づくり特任部長
ダミアン・ロブション
富岡市(群馬県)の観光振興に取り組んでいるフランス出身の観光プロモーター。高校時代に日本語学習に興味を持ち、フランス国立東洋言語文化学院で日本語を学んだ後、上智大学へ留学。その後 JETプログラム(国際交流員制度) を通じて2013年から富岡市で活動を開始しました。富岡製糸場の歴史資料の翻訳、案内標識やパンフレットの多言語化、通訳・海外向け情報発信などを担当し、世界遺産としての富岡製糸場の魅力を発信してきました。また、2020年から富岡市観光協会の職員として、本人が考案した富岡の新名物「富岡クレープ」を通じて地域の食文化と観光を結ぶイベント企画などにも携わっています。富岡での生活を「第二の故郷」と語るなど、地域への深い愛着と文化交流の推進に尽力しています。
主催
フランス大使館/アンスティチュ・フランセ & 富岡市
協力
ヴィラ九条山、ベタンクールシュエーラー財団
※ヴィラ九条山は、フランスのヨーロッパ・外務省の文化機関です。アンスティチュ・フランセの支部の一つとして活動し、主要メセナのベタンクールシュエーラー財団とアンスティチュ・フランセパリ本部の支援を受けています。