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講演会

レジス・フルリーを迎えて『日本とヨーロッパにおける寄木細工技法』

レジス・フルリーを迎えて『日本とヨーロッパにおける寄木細工技法』

日程:

2025年6月19日(木)

時間:

18時~19時30

会場:

横浜日仏学院

料金:

一般1500円、IF会員1000円、3ポイントで無料(受付でお申込み)

要予約:

オンラインブティック・Peatix

近年、伝統工芸は自然との共生や環境への配慮といった点から、SDGsとの深い関りがあると注目されています。しかし、その技術の継承は日本でもフランスでも大きな課題となっています。日本の伝統工芸の一つである寄木細工は、16世紀にヨーロッパで広まった切り株寄木(tarsia a toppo)の技法と共通する要素を持ち、ギターなど楽器の装飾にも用いられてきました。職人であり、現在ヴィラ九条山レジデントであるレジス・フルリーと、箱根寄木細工の著名なコレクターである金子皓彦氏とのユニークな出会いをお楽しみください。日本の寄木細工と16世紀ヨーロッパの楽器装飾技法であるタルシア・ア・トッポの魅力的なつながりや技法、技術の継承について語り合います。

【要予約】Peatix 、オンラインブティック

レジス・フルリー

古楽器の修復家であり、伝統的な弦楽器の製作を手がける職人。キャビネット製作、金属加工、文化財保存について学んだ後、さらにフランス国立文化財研究所で研鑽を積み、ヴィーゴの名工シャイメ・リバスに師事。フランスやスペインの美術館での勤務と並行して、バロック・ギターを一点一点手作業で製作。箱根の寄木細工に魅せられ、現在は京都のヴィラ九条山レジデントとしてその探求を更に深めている。

金子皓彦

神奈川県生まれ。國學院大学文学部史学科卒業後、國學院大学考古学資料室学芸員として勤務し、その後東京女学館短期大学(2002年に4年制大学となる)に移り、考古学と博物館学を教授する。そのかたわら、寄木細工、木象嵌、芝山細工、陶磁器、麦わら細工、貝細工などの工芸品や民具の調査と収集に努め、20万点にもおよぶ資料をコレクションしている。また、日本輸出工芸研究会会長として、展示会開催・講演・執筆活動を行なっているほか、NHK「美の壺」や「ラジオ深夜便」に出演するなど、近代日本の工芸史に関しての幅広い発信活動は、国内外で高い評価を得ている。

 

画像:M. Kaneko🄫三樹書房_西洋を魅了した「和モダン」の世界

※ヴィラ九条山は、フランスのヨーロッパ・外務省の文化機関です。アンスティチュ・フランセの支部の一つとして活動し、主要メセナのベタンクールシュエーラー財団とアンスティチュ・フランセパリ本部の支援を受けています。

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