近代日本文学における夢の著述 : 川端康成『雪国』の場合
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近代日本文学における夢の著述 : 川端康成『雪国』の場合
フランス東アジア研究学院付き研究員 ヤニック・モフロワ氏による講演
夢は文学の発祥以来、往々にしてその題材となってきました。この講演では、フランス東アジア研究学院付き研究者、ヤニック・モフロワ氏をお招きし、夢に対する科学的、文化的、文学的アプローチを概観の上、近現代日本文学の文脈の中で、文学における夢の詩的な利用モデルの提案を試みます。この日は特に、その「夢のような」作風がしばしば強調される川端康成の代表作『雪国』(1947年)を取り上げ、考察を行います。
講演後には、モフロワ氏を囲む歓談会も設けています。
詳細はSciencescopeのサイトをご覧ください。
*要事前予約
*フランス語(日本語通訳なし)
*Sciencescope は日本における、仏人・仏語話者である学生・研究者の協会です。講演は事前登録をしていただければどなたでもご出席いただけます。
Sciencescope サイト(外部) https://www.sciencescope.org/
フランス東アジア研究学院研究員
ヤニック・モフロワ
フランス東アジア研究学院研究員。フランス国立東洋言語文化学院(INALCO、パリ)で文学・文明学の博士号を取得。現代作家・島尾敏雄に関する論文「島尾敏雄と夢の方法」で、2020年SFEJ賞(最優秀論文賞)を受賞。現代日本文学における小説、夢小説、時間性を研究のテーマにしている。仏エクス=マルセイユ大学、フランス国立東洋言語文化学院、トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学で数年間日本語の教鞭を取った後、2024年現在早稲田大学日本学術振興会特別研究員。