【対談】フランス視察から考えるメディアアートの未来展望 登壇:吉田山、廣田ふみ
写真:Biennale Chroniques視察の様子(撮影:吉田山)
メディアアートの最前線を切り拓くフランスの2つのフェスティバル、「Biennale Chroniques」(マルセイユ)と、「Biennale Némo」(パリとイル・ド・フランス地方)。
アンスティチュ・フランセの招聘により、これら2つのビエンナーレで開催されたプロフェッショナル・ミーティングにそれぞれ参加した、吉田山と廣田ふみを迎え、現地での視察報告会を開催します。
本トークイベントでは、テクノロジーと芸術が交差するフランス現代アートシーンの最新動向や、社会に深く根ざした新しい取り組みについて詳しく紹介します。両氏が現地で実際に目にした印象的なプロジェクトを足がかりに、フランスと日本におけるメディアアートのあり方の比較、そしてこれからの表現が向かうべき展望について、多角的な視点から語り合います。
登壇者
吉田山(アート・アンプリファイア、キュレーター)
山村と都市、相反する環境での実体験から、土地の記憶やインフラ、技術の転用を思考の起点とする。キュレーションや出版、組織経営といった領域横断的な実践により、既存の枠組みに捉われない社会と芸術の新たな接点を構想・実装。
主なプロジェクト、「風の目たち」(2022-2024、ジョージア、トルコ、ギリシャ、アルメニア)、「都市GENEの抽出・反転・流通」(2024、BankART Station、横浜)、キュレーション、「SSS: Super Spectrum Specification」(2024、寺田倉庫G1-5、東京)、「ART SITE神津島2024」 共同ディレクター。「ATAMI ART RESIDENCE」 2023〜24年度 プログラムディレクター。CCBT2022年度アーティストフェロー、令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業採択。2026年にはメディアアート分野のクリエイター育成プログラム「WAN: Art & Tech Creators Global Network」にて渡米予定。
登壇者
廣田ふみ(アートプロデューサー/株式会社イッカク代表取締役)
IAMASメディア文化センター、山口情報芸術センター[YCAM]を経て、2012年より文化庁にてメディア芸術の振興施策に従事。文化庁メディア芸術祭および海外・地方展開を含む事業を担当。2015年より国際交流基金にて、日本と東南アジアの文化交流事業の一環としてメディア文化、メディアアートをテーマとした事業を企画。2020年からは東京都歴史文化財団にて都立文化施設が有する収蔵品等の文化資源をデジタル化し、多様な形態での鑑賞体験を提供する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」や芸術文化へのアクセシビリティ向上に取り組むプロジェクト「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」、アートとデジタルテクノロジーを通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」を立ち上げ。2024年、アルスエレクトロニカ S+T+ARTS Prize(主催:欧州委員会)審査委員。二松学舎大学非常勤講師。