ゴンクール賞日本2023-2024
「ゴンクール賞日本」は、フランスの文学界で最も由緒あるゴンクール賞の外国版として、2021年から、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセとゴンクール賞日本組織委員会により開催されています。
第3回「ゴンクール賞日本」授賞式は、3月27日(水)に在日フランス大使公邸で、駐日フランス大使の臨席のもとに開催され、学生選考委員も参加する中、後見人の朝吹真理子氏が受賞作品を発表しました。
第3回ゴンクール賞日本の受賞作は
ジャン=バティスト・アンドレ―ア (Jean-Baptiste Andrea) の著作
「彼女を見守る」(Veiller sur elle)
に決定しました。
(出版社 : L’iconoclaste, 2023)(翻訳中)
候補作
- Une façon d’aimer 「ある愛のかたち」(未邦訳)、ドミニック・バルべリス (Dominique Barbéris), Gallimard
- Proust, roman familial 「プル―スト、家族小説」(未邦訳)、ロール・ミュラ (Laure Murat), Robert Laffont
- L’échiquier 「チェス盤」(未邦訳)、ジャン=フィリップ・トゥ―サン (Jean-Philippe Toussaint), éditions de Minuit
ゴンクール賞日本とは?
ゴンクール賞日本は、全国を5つの地区ブロックに分け、それぞれの地域で10人以上の学生が集まり、6ヶ月間に亘りゴンクール・アカデミーがあらかじめ選考した4作品をフランス語で読み、自分たちの気に入った作品を選ぶという共通の方法に則って開催されています。それぞれの地域ごとに選考を行い、地区の代表者によるディベートを経て受賞作を決定します。
ゴンクール賞日本は、アカデミー・ゴンクールの後援のもとで実施されます。フランス語圏文学を積極的に促進・普及する役割のある学生たちや先生たちを支えること、日本の出版社によるフランス現代文学の翻訳出版のさらなる促進、21世紀におけるフランス語の位置を見直すことを目指した取り組みです。
大学か大学生でしたら、ゴンクール賞日本に参加してみませんか ? dg.livre.debat@institutfrancais.jpにお問い合わせください。
ゴンクール賞日本の授賞作を(再)発見
第3回ゴンクール賞日本は公益財団法人 日仏文化交流協会の協力を得て行われました。