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無意識から仮説へ | ベルギー人作家トリスタン・ルドゥー氏によるトークショー

無意識から仮説へ | ベルギー人作家トリスタン・ルドゥー氏によるトークショー

2024年京都文学レジデンシー、ワロン・ブリュッセル(ベルギー)フェローであるベルギーのフランス語作家、トリスタン・ルドゥー氏の文学世界へ案内する。ルドゥー氏の小説は、シリアスさと風刺的な要素が絶妙に交錯し、長年にわたる教育経験(フランス語、哲学、文学、記号学、心理学など)からも、「伝達」というテーマがその中心にある。

 

フランス語圏文学の専門家である岩本和子氏との対話を通して、教育と文学の間にあるさまざまな「伝達」の形について考察する。教育経験から執筆への移行はどのように行われ、どのようにして小説の中で表現されるのか? また、その作品に見られる現実と想像の交錯、そして彼が受け継ぐ文学的・哲学的な影響は?

 

対談では、作家による朗読と、聴衆との質疑応答も予定されている。

 

2024年秋にトリスタン・ルドゥー氏の短編集「Le nanti et l’usurpateur」が Sans Escale社より出版されました。

日程

2024年10月19日(土)

時間

14:00-16:00

言語

フランス語 (日本語通訳付き)

会場

京都大学 吉田南構内 総合人間学部棟1102講義室

予約方法

入場無料、要予約。お申し込みはこちら、またはは学館の受付にて。

講演者

トリスタン・ルドゥー氏

トリスタン・ルドゥー氏は、ブリュッセル自由大学(U.L.B.)でロマンス語文学と哲学の学位を取得し、35年以上にわたり、主にブリュッセルの高等芸術学校(E.S.A.)で様々な授業を担当した。フランス語、哲学、文学、記号論、心理学など幅広い科目を教え、現在はラ・カンブレとブリュッセル音楽院で若手の芸術教師に教育学を教えている。フィクション作家としても活動しており、物語、短編小説、小説を執筆し続けている。

パネリスト

岩本和子教授

神戸大学大学院国際文化学研究科教授。博士(文学)。専攻はフランス語圏文学・芸術文化論。
著書に、『周縁の文学─ベルギーのフランス語文学にみるナショナリズムの変遷─』(松籟社)、『ベルギーの「移民」社会と文化─新たな文化的多層性に向けて─』(共編著、松籟社)など、翻訳にジャン・レー/ジョン・フランダース『マルペルチュイ 怪奇幻想小説集』(共訳、国書刊行会)、マルセル・ティリー『時間への王手』(松籟社)などがある。

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