フランス文化を発信するイベント情報サイト

映画

クレール・ドゥニ特集  予想不可能な世界へ ~横浜フランス映画祭2024関連企画~

クレール・ドゥニ特集  予想不可能な世界へ ~横浜フランス映画祭2024関連企画~

日程/会場

2024年3月22日(金)・23日(土)@横浜シネマリン

2024年3月31日(日)@東京日仏学院

つねにあらたなジャンル、スタイルを追求しながら、人間の奥深くにある欲望、暴力性、愛の形などをときに瑞々しく、ときに生々しく、ときに禍々しくスクリーンに映し出し、観る者たちを魅了してやまない映画作家、クレール・ドゥニ。横浜フランス映画祭2024でカルト的作品『美しき仕事 4Kレストア版』が上映されるクレール・ドゥニの5年ぶりの来日を記念して特集を横浜シネマリン、東京日仏学院の二会場で開催します。デビュー作『ショコラ 4Kレストア版』を初上映するほか、再びそれから22年後、ふたたびアフリカの地に戻ってイザベル・ユペールを主演に迎えて撮った秀作『ホワイト・マテリアル』、ベルリン映画祭最優秀監督賞を受賞した『愛と激しさをもって』を特別上映します。3月23日(土)には横浜シネマリンにてクレール・ドゥニを迎えたマスタークラスも開催します。

【上映作品】

*すべて日本語字幕付

ショコラ 4Kレストア版

(フランス/1988年/105分/カラー/デジタル)
監督・脚本:クレール・ドゥニ
出演:ジュリア・ボッシ、フランソワ・クリュゼ、イザック・ド・バンコレ、ミレーユ・ペリエ
植民地行政官の娘としてアフリカ諸国で過ごした幼少期を題材にしたクレール・ドゥニの記念すべき半自伝的長編デビュー作。西アフリカを旅する女性フランスは、独立直前のカメルーンで過ごした幼少期を回想する。少女フランスと献身的な使用人プロテとの間には友情が深まっていく。しかしプロテと母親エメとの間に芽生える欲望、植民地における人種差別を目にすることに…。監督自ら監修した美しいレストア版での上映は今回が日本初となる。

「ショットごとに、つなぎごとに、この最初の作品を見ると、自分がいかにカメルーンを愛していたかを思い知らされました」クレール・ドゥニ

 

ホワイト・マテリアル

(フランス/2009年/106分/カラー/デジタル)
監督:クレール・ドゥニ
出演:イザベル・ユペール、イザック・ド・バンコレ、クリストフ・ランベール、ミシェル・シュボール
アフリカのとある地域、市民による戦争の真只中、マリアは、自分や家族に脅威が向けられているにも関わらず、収穫前のコーヒー農園から離れることを拒否する。場所への帰属/疎外、他者との共存の可能性/不可能性をテーマとしてきたクレール・ドゥニが、デビュー作『ショコラ』から22年後、再びアフリカの地で撮った秀作。ゴンクール賞を受賞するなど高い評価を受けているアフリカ系若手女流作家マリー・ンディアイと脚本を共同執筆。

「わたしにとって、映画作りは不可能への旅です」クレール・ドゥニ
「水平線に近づいていると知りながら、それが見えない。迷っていると感じながら同時にクレールのビジョンに入っていく、その感覚が好きです」イザベル・ユペール

 

愛と激しさをもって

(フランス/2022年/116分/カラー/デジタル)
監督:クレール・ドゥニ
出演:ジュリエット・ビノッシュ、ヴァンサン・ランドン、グレゴワール・コラン、マティ・ディオップ、ビュル・オジエ
10年近く共に暮らすサラとジャンは情熱的に愛し合っている。ある朝、サラはかつての恋人フランソワと偶然再会する。フランソワはサラを親友であるジャンに紹介し、彼女がそのジャンのために別れを告げた人物だった……。現代フランス文学を代表する作家クリスティーヌ・アンゴの恋愛小説を映画化した3人の大人の男女が織り成す息苦しいまでに濃密な愛憎劇。第72回ベルリン映画祭最優秀監督賞受賞。

「サラという女性はリスクを取りたがっています、それが傷つくと知っていても。彼女は自由でありたい。正しくありたい、でもその自由を望んでいるのです」クレール・ドゥニ

 

  • クレール・ドゥニ監督 ©DR

  • ショコラ ©DR

  • ショコラ ©DR

  • 愛と激しさをもって ©DR

  • ホワイト・マテリアル ©DR

  • ホワイト・マテリアル ©DR

    【上映スケジュール】

     

    ★横浜シネマリン

    3/22(金)
    14:00  愛と激しさをもって Avec amour et acharnement (116分)
    16:20  ショコラ 4Kレストア版 Chocolat (105分)
     *両回とも上映前に坂本安美の作品紹介あり

     

     

    3/23 (土) 
    14:50  ショコラ 4Kレストア版 Chocolat  (105分)
    16:45  愛と激しさをもって Avec amour et acharnement (116分)
    19:20  クレール・ドゥニ監督のマスタークラス (90分)

     

    〔入場料金〕
    一般1,600円/大学生・専門学校生・シニア・シネマリン会員・東京日仏学院&横浜日仏学院会員1,200円/高校生以下800円
    ・チケット発売は、劇場受付では上映3日前の9:30〜、オンラインは下記のHPより3日前の10:00〜受付開始となります。

    問い合わせ:横浜シネマリン 
    〒231-0033 横浜市中区長者町6-95 Tel.  045-341-3180

     

    東京日仏学院

    3/31(日)

    13:15   ホワイト・マテリアル White material(106分)

    16:00   ショコラ 4Kレストア版 Chocolat  (105分) *上映後 坂本安美の映画のアトリエあり 

     

    〔入場料金〕

    問い合わせ:東京日仏学院
    〒162-8415 東京都新宿区市谷船河原15 Tel.03-5206-2500

    映画監督

    クレール・ドゥニ

    パリ生まれ。幼少期を植民地行政官の父の赴任地であるアフリカの国々を移動しながら過ごす。フランスへ帰国後、フランス高等映画学院IDECへ入学、卒業後は、ジャック・リヴェット、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュのアシスタントを務める。1988年、初の長編で自伝的作品『ショコラ』でカンヌ国際映画祭のオフィシャル・コンペティション部門に選出。続いて、人種の坩堝パリ18区を舞台とした群像劇『パリ、18区、夜。』(94)で自らの作家性を確立し、日本でも熱烈なファンを獲得。アルテのテレビ・シリーズ「彼らの時代のすべての男の子たち、女の子たち」で撮られた『US GO HOME』(94)は自らの思春期を題材に若者たちの行き所のない欲望、身体を瑞々しく描き、その続編として企画された『ネネットとボニ』(96)はロカルノ映画祭のグランプリをはじめとする三冠を受賞。1999年にドニ・ラヴァン主演で再び自らの原点であるアフリカの地、ジブチに戻って撮った『美しき仕事』で第28回ロッテルダム国際映画祭KNF賞など多数の賞受賞。その後も現代の吸血鬼たちを描いた官能的な『ガーゴイル』(2001)、父親と娘の絆を繊細に描いた『35杯のラムショット』(2008)、ジュリエット・ビノッシュ主演の初のラブ・コメディ『レット・ザ・サンシャイン・イン』(2017)、ロバート・パティンソンを迎えた初のSF映画『ハイ・ライフ』(2018)と、その作風の豊かさは新しい世代の映画監督たちからも熱烈な賞賛を受けている。最新作『Stars at Noon』(2022)はカンヌ国際映画祭グランプリを受賞。

    横浜フランス映画祭 2024年

    期間・会場:2024年3月20日(水・祝)~3月24日(日)全5日間 みなとみらい21地区を中心に開催

    1993年に始まり、横浜の伝統的な文化イベントとして定着している横浜フランス映画祭。
    今期は2024年3月20日(水・祝)から24日(日)の5日間、春の横浜にて開催!

    来る2024年は今までの映画祭から更にパワーアップし、フランス映画ファンのみならず、多くの観客が楽しんでいただけるサイドイベントをはじめ、上映作品や来日ゲストを予定しています。

    公式サイト:https://www.unifrance.jp/festival/2024/

     

    主催:ユニフランス

    共催:横浜市、在日フランス大使館、アンスティチュフランセ日本

    特別協賛:日産自動車株式会社

     

    DEVENIR PARTENAIRE

    パートナーとして、協賛・寄附する

    日本におけるフランス文化の発信そして日仏文化交流をご支援してくださるパートナーを募集しています。

    S’IMPLIQUER À NOS CÔTÉS

    募集情報

    フランスに関わる様々な募集情報を掲載しています。