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ニュイ・ブランシュKYOTO 2024 – SAVE THE DATE

ニュイ・ブランシュKYOTO 2024 – SAVE THE DATE

ニュイ・ブランシュKYOTO 2024
     開催期間:9月28日~10月26日
     スペシャルデー:9月28日(土)
     テーマ:Transmission(継承)

 

2024年、フランスでは、高い専門性を備えた希少なサヴォワールフェール(匠の技)を保存するため、文化省の提唱により日本の人間国宝制度を参考にして創設された「メートル・ダール」制度の創設から30周年を迎えます。
この記念すべき年にちなみ、日仏の芸術祭として第14回目を迎える「ニュイ・ブランシュKYOTO」では、美術工芸と現代のクリエーションの間に存在する多数のつながりに焦点を当てます。先人たちから受け継がれた技術知識が私たちの社会においてどのような位置を占め、また、現代アートやデザインといった他の芸術形態が、どのようにそれらの保存に関わっているのかについて、いまだかつてないほど問いかけられる機会となることでしょう。今回のニュイ・ブランシュではより広く、美術工芸の最たる魅力である、動作や時間に対する観点に注目します。

 

主催:関西日仏学館、京都市
フランスの協力機関:フランス サヴォワールフェール研究所モビリエ・ナショナル―フランス国営動産管理局

 

NBK Sélection ーーーーーーーーーーーー


今年で第2回目となるプロジェクト公募制度「NBK Sélection」では、以下の3名の企画が採択されました。

  1. Disconoma(トマ・ヴォーティエとファニー・テルノ/造形作家)「Monomi」(2023年度ヴィラ九条山レジデント カリン・アラビアンとフランク・ブレー(Mellor Club)とのコラボレーション作品)

 

Image par Disconoma

  • フラヴィアン・デルベルグ/デザイナー「Italic vases」(職人の中川周士との協働によるプロジェクト)

 

画像:Flavien Delbergue

2002年にパリで生まれた「ニュイ・ブランシュ」は、毎年6月の第1土曜日の夕べから一晩中開催される現代アートの祭典です。このフェスティバルは、一般の人々が美術館やアートギャラリー以外の場所で、無料で現代アートを楽しめるようにすることを目的としています。

ニュイ・ブランシュは世界各地の36か所で実施されており、京都では次の2つの理由により非常に特徴のある催しとなっています。それはまず、世界中から見て、この古都は日本文化の鼓動を感じる中心部であるからです。そして、京都とパリは、1958年以来、友情盟約で結ばれた都市であり、ニュイ・ブランシュは、その関係が最も明らかに表れた催しのうちのひとつとなっているからです。

 

「メートル・ダール制度」について

1994年以来、フランスの文化省は、卓越した希少な工芸のサヴォワールフェール(匠の技)の存続に取り組んでいます。「メートル・ダール(名匠)」の称号と、「メートル・ダール – エレーヴ(名匠とその弟子)」と称するプログラムによって、文化省は、美術工芸の素晴らしさを体現する技、そして、それらの技能訓練の機会の提供がごくわずかな、あるいは訓練そのものが存在しないような技の継承を支援しているのです。2012年以来、フランス サヴォワールフェール研究所によって、この制度は継承への支援を伴って運用されています。ヨーロッパでは唯一の制度として、毎回、認定された者は3年間にわたりサポートを受け、特定の知識や高度な技術を他の者に円滑に伝承し、専門的で創造的な新しいアイデンティティーを育むことが可能となっています。弟子たちの将来や、師匠と弟子の2人組から導かれる、彼らの職業の未来に対する考察は、議論の中心に据えられています。これまでに105種類の異なる専門分野において、149名がメートル・ダールに、155名がその弟子に認定されました。今年2024年は、この制度の誕生から30周年を迎えます。

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