講演会: 聖と俗- 劇場外や農村での宗教行事における人形使用の実践
日・仏アーティストのコラボレーションから見えてくる日本の人形・人形劇とは?
文楽に留まらない、多様で豊かな人形の世界をご紹介!
ヴィラ九条山2019年度レジデントである衣装/造形物製作者の小林ともえ(東京在住)と俳優及び人形遣いであるシモン・ムルス(フランス在住)は、2019年より共同作業を行っている。彼らはアーティストの立場から、日本において人形(劇)に関するリサーチを行なった。劇場ではない空間、農村部における宗教的行事での人形の使用が調査対象である。
彼らは本州、四国で継承されている、時には宗教儀式として実践される門付けや神送りの行事、場のお清めに立ち会ってきた。そこでは人形が重要な役割を担っている。そして、三番叟、翁、恵比須、大黒の人形、あるいは獅子舞により、日常の空間がどのようにして聖なる空間へと変容するのかを目の当たりにする。
彼らは人形(劇)に馴染みのある、またはそうでない人々の双方へ取材を行い、フランスでは国立文楽劇場の文楽のイメージが強い日本の日本人形劇の表象の豊かな多様性を、彼ら自身が記録した人形(劇)の視覚/音声資料を用いながら紹介する。
※ 講演:小林ともえ / シモン・ムルス(オンライン出演)
言語: 日本語・フランス語 (通訳: 鈴木こう)
入場無料、要予約
ご予約はPeatix または学館(大阪)の受付よりお願いいたします。
お問い合わせ: maiko.bernhart@institutfrancais.jp
主催: 関西日仏学館
共催: Projet D
日程
2024年4月6日(土)
時間
17:00-19:00
会場
関西日仏学館(大阪)