ポンピドゥー・センター ニューメディア部門キュレーター、フィリップ・ベッティネッリを迎えて(NCARトーク007、日仏対談シリーズ「ル・ラボ」vol.37)
日程
2025年11月27日(木)
時間
19時〜21時30分 ※トークと交流会
(18時30分 受付開始)
会場
東京日仏学院|エスパス・イマージュ
使用言語
フランス語、日本語(同時通訳付き)
料金
一般:1,000円
学生・アンスティチュ・フランセ会員:無料
※学生・会員チケットをご予約のお客様は、受付にて証明書(会員カード、学生証等)をご提示ください。ご提示いただけない場合は、一般料金を申し受けます。
お問合せ
03-5206-2500(東京日仏学院)
ご予約
※申込者のご都合によるキャンセルおよび返金はお受けしておりません。予めご了承ください。
主催
国立アートリサーチセンター、東京日仏学院
日仏対談シリーズ「ル・ラボ」と、国立アートリサーチセンターの「NCARトーク」共同企画として、ポンピドゥー・センターのニューメディア部門キュレーター、フィリップ・ベッティネッリ氏によるトークイベントを開催します。
本トークイベントでは、ベッティネッリ氏がポンピドゥー・センターが収集するニューメディア・コレクションを紹介し、その創設当初から最新のキュラトリアル・プロジェクトに至るまで、同館がデジタルアートにどのように関わってきたかを振り返ります。
またゲストとして、長年にわたり日本のメディア・アートを牽引してきたキュレーターの畠中実氏を迎えます。両氏による対談では、日本においてメディア・アートがどのように発展してきたのかを振り返りながら、フランスと日本、それぞれのメディア・アート史が交わるポイントを探っていきます。
トーク後には、ポンピドゥー・センター日本友の会のご厚意により、登壇者を囲んで交流会を開催します。トークにお申し込みの方はどなたでもご参加いただけます。
登壇者
フィリップ・ベッティネッリ(Philippe Bettinelli)
ポンピドゥー・センター内にある国立近代美術館・産業創造センターニューメディア部門キュレーター。専門はニューメディア・アート。映像、サウンド、現代アートに加え、1960年以降のデジタル・アートの歴史を研究している。近年の主な企画に「マルセル・デュシャン賞2021」、「目China, a new generation of artists」展(ポンピドゥー・センター、2024年)、オンライン展覧会「Sans objet, 9 abstract works for the internet browser」(2021年)、NFT作品の収蔵及び展示など。その他、「Les Immatériaux」展(ポンピドゥー・センター、1985年)の歴史に関する研究プログラム「Beyond Matter」を手掛ける。美術学術誌「Histoire de l’art」および「Perspective」の編集委員を務めるほか、美術学校エコール・デュ・ルーヴルで美術史を教えている。
登壇者
畠中実
キュレーション、批評
1996年のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]開館準備より同館に携わり、数多くの展覧会やイベントを企画。主な展覧会に「サウンド・アート」(2000年)、「サウンディング・スペース」(2003年)、「サイレント・ダイアローグ」(2007年)、「みえないちから」(2010年)、「坂本龍一with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」(2017年)。その他、ダムタイプ、ローリー・アンダーソン、八谷和彦、ジョン・ウッド&ポール・ハリソンらの個展などを手掛ける。近年の企画に「多層世界とリアリティのよりどころ」(2022年)、「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」(2023年)、「ICCアニュアル2024 とても近い遠さ」(2024年)、「evala 現われる場 消滅する像」(2024年)など。その他「Ennova Art Biennale Vol.1」アーティスト選考委員(中国、2024年)、森美術館「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」アドヴァイザー(2025年)を務める。
国立アートリサーチセンター(NCAR)の事業について
NCARは、2024年度よりアンスティチュ・フランセおよびパリのジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター(以下、「ポンピドゥー・センター」)と交流事業を実施しています。本事業は、ポンピドゥー・センターと国立美術館から相互にキュレーターを派遣することで、日仏の近代・現代芸術への理解を促進し、日仏間の文化的絆を深めることを目的としています。