写真展 Elsa&Johanna「Beyond the Shadows」

©Elsa & Johanna, The sunny side Beyond the shadows, 2018 ; Courtesy Galerie La Forest Divonne

2023年のT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOにおいて日本で初めて紹介され、高い評価を得たElsa&Johannaによる「Beyond the Shadows」が、東京日仏学院で展示されます。

「カナダのカルガリーで2018年から2019年にかけて制作された自画像シリーズ「Beyond the shadows」は、私たちのセルフ・フィクション的な創作プロセスと、演出への愛、そして映画への強い嗜好が結晶した作品です。私たちは1カ月間、このプロジェクトに没頭しました。スタイリングからロケハン、小道具から登場人物の演技にいたるまで、私たちは完全な親密さと自律性の中で演出を行いました。都市の郊外地区とその周辺の丘陵地帯の風景は、私たちにとって広大な探検の地であり、大いなるインスピレーションの源でした。」
（書籍「Beyond the shadows」（H2L2社刊）より）

アーティスト略歴
Elsa&Johannaは、フランス人アーティスト、エルザ・パラ（1990年生まれ）とジョアナ・べナイヌ（1991年生まれ）によるデュオで、2014年から活動している。写真、パフォーマンス、ビデオの交差点で、作家自身が登場人物を演じ、ビジュアルによってストーリーを紡ぎだす。サロン・ド・モンルージュ、MAC VAL、PARIS PHOTO、イエール・フェスティバルで作品が紹介されている。2020年アルル国際写真フェスティバルにて新人賞のファイナリストに選出、初の写真集「Beyond the Shadows」が出版される。2021年末、ドイツのカールスルーエ近代美術館で初の回顧展が開催。2022年にはヨーロッパ写真美術館のスタジオで展示が行われ、同年、The Eyes社より「Ce que vaut une femme – Les Douze heures du jour et de la nuit」が刊行される。

主催：東京日仏学院
特別協力：T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO、Galerie La Forest Divonne