2024年、夏季オリンピック・パラリンピックがフランス、パリで開催されるのを機に、スポーツをめぐる映画を特集します。画像をスクリーンに投影することで運動を再現する映画は、その誕生から身体の動きの美しさやダイナミズムを記録し、スポーツの感動や辛苦、孤独な闘い、あるいはチームスピリットによるドラマ、その光と闇を描いてきました。そうしたスポーツと映画の切っても切れない結びつきを確認すべく、様々なスポーツ種目(陸上、ボクシング、バレーボール、テニス、水泳、…)を描いたすぐれた作品をご紹介します。スポーツはまた女性にとって闘いの場、解放の契機であり、女性たちとスポーツの関係を描いた作品も数多くセレクトしています。
そのほか、豪華ゲストをお迎えしたトークショーもございます。パラサイクリング・フランス選手、マリー・パトゥイエさん、元日本女子バレーボール選手の松村勝美さん、今回2本の優れたドキュメンタリーを紹介するジュリアン・ファロ監督、『ケイコ 目を澄ませて』が絶賛を浴び、国内外で評価が高まる三宅唱監督をお迎えします。
【上映作品】
・『河上の別荘』 監督:ジョン・フォード(アメリカ/1930 年/92 分)野球
・『水の中のつぼみ』 監督:セリーヌ・シアマ(フランス/2007 年/85 分)水泳
・『自由に走る』 監督:ピエール・モラ(スイス=フランス=ベルギー/2016 年/100 分)陸上
・『完璧の帝国』 監督:ジュリアン・ファロ(フランス/2017 年/90 分)テニス
・『東洋の魔女 』 監督:ジュリアン・ファロ(フランス/2021 年/100 分)バレーボール
・『ケイコ 目を澄ませて』 監督:三宅唱(日本/2022 年/99 分) ボクシング