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第6回「哲学の夕べ」- パリ五月革命をめぐって

第6回「哲学の夕べ」- パリ五月革命をめぐって

日程

2018年5月19日(土)

時間

13時〜22時30分

会場

東京日仏学院

Tarif

入場

※ 無料・飲食有料(映画を除く)

アートとの刺激的な対話を通して哲学にアプローチするイベント。第6 回目となる今年のテーマは、今年で50 周年を迎える「五月革命」。さまざまな議論を巻き起こしたこの歴史的出来事を振り返り、その表象や思想が、現代のフランスや日本にどのような影響を与えているかを再考します。講演会や展示、上映、パフォーマンスやライブ、ワークショップなど、アンスティチュ・フランセ東京の敷地内を散策しながら楽しめる多彩なプログラムをとおして、60年代が、政治や美学、哲学などあらゆる次元において、思想の横断的出来事であったかを検証します。

プログラム

上映会

映画上映会:『激情の時』 No Intenso Agora
(ブラジル/2017/ジョアン・モレイラ・サレス監督/ 127分)
13:00 エスパス・イマージュ
入場料:一般1,200円、学生800円、会員500円 

『激情の時』 No Intenso Agora (ブラジル/2017年/ジョアン・モレイラ・サレス監督/ 127分)

対談・講演会

 

  • 対談:國分功一郎×荻上チキ「今日の政治的活動について」
    15:30-16:50 エスパス・イマージュ
    (使用言語:日本語)

 

國分功一郎

1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。著書に『中動態の世界──意志と責任の考古学』(医学書院)、『暇と退屈の倫理学』(太田出版)など。

荻上チキ

1981年生まれ。評論家。メディア論を中心に、政治経済、社会問題、文化現象まで幅広く論じる。「シノドス」など、複数のウェブメディアの運営に携わる。著書に『セックスメディア30年史』『ウェブ炎上』『彼女たちの売春(ワリキリ)』『未来をつくる権利』『災害支援手帖』、共著に『社会運動の戸惑い』『夜の経済学』『新・犯罪論』など多数。ラジオ番組「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)パーソナリティ。

 

  • 講演会:パトリス・マニグリエ「「五月革命は起こらなかった?ー歴史なき出来事の概念について」
    17:00-18:00 エスパス・イマージュ
    (同時通訳付き)

パトリス・マニグリエ

パリ・ナンテール大学哲学科准教授。「Moment philosophique des années 60 en France (PUF, 2011)(監修)」のほかに、「La vie énigmatique des signes – Saussure et la naissance du structuralisme (Léo Scheer, 2006) 」や、ドルク・ザブニャンとの共著「Foucault va au cinéma (Bayard, 2011)」など数々の著書がある。

  • 講演会:マチュー・ポット=ボンヌヴィル「演説の考古学」
    18:30-19:30 エスパス・イマージュ
    (同時通訳付き)

 

  • ラウンド・テーブル - 登壇者:國分功一郎、パトリス・マニグリエ、マチュー・ポット=ボンヌヴィル
    19:30-21:00 エスパス・イマージュ
    (同時通訳付き)

マチュー・ポット=ボンヌヴィル

哲学者、リヨン高等師範学校准教授。アンスティチュ・フランセ・パリの思想・知識部門主任でもある。2010年から2013年にかけて、国際哲学コレージュ議会の議長を務めた。2018年にヴェルディエ社より出版された彼の最新の著書「Recommencer」の前に、ミシェル・フーコーについて複数の作品を執筆した。「Michel Foucault, l’inquiétude de l’histoire (PUF, 2004)」、歴史家フィリップ・アルティエールとの共著「D’après Foucault (Les Prairies ordinaires, 2007)」がある。

哲学のワークショップ

  • 哲学のワークショップ:
    セシリア・クデーヌ「五月革命、女性の時代の転換点」
    19:00-20:30|メディアテーク
    使用言語:日本語・フランス語

 

展覧会

  • 519日(土)〜610日(日)|ギャラリー
    インスタレーション  ―
    リリー・レイノー=ドゥヴァール「My Epidemic (a body as public as a book can be)
    ※5月19日(土)17時〜18時にメディアテークにてアーティストトークあり

リリー・レイノー=ドゥヴァール (1975年、仏・ラロシェル生まれ) は、アーティスト、ライター、パフォーマー。ムゼイオン近現代美術館(2017年、伊・ボルツァーノ)、クンストフェライン(2016年、独・ハンブルグ)、K11(2015年、中・上海、アイザック・ジュリアンとともに)、オーデイン美術館(2015年、加・バンクーバー)、ニューミュージアム(2014年、米・ニューヨーク)、ル・コンソーシアム(2013年、仏・ディジョン)、ル・マガザン(2012年、仏・グルノーブル)、クンストハレ・バーゼル(2010年、独・瑞・バーゼル)にて個展を開催。2009年、フェミニスト出版社 Petunia を共同設立。2010年よりジュネーヴ造形芸術大学教授。仏・グルノーブル在住。

リリー・レイノー=ドゥヴァール「My Epidemic (a body as public as a book can be)」

  • ビデオ上映  ― ポーリン・ボードリ / レナーテ・ロレンツ
    キュレーション:ASAKUSA
    詳細はこちらをご覧ください。

パフォーマンス

 

  • 篠田千明「道をわたる」
    15:00 / 18:00 / 21:00(各回約30分)|中庭

劇がたちあがりかける瞬間や、たちあがりかけた劇がなくなる瞬間を、道をわたる、というモチーフから多角的に試みるパフォーマンス。誰かが何かを見せるのではなく、その場に居合わせた人々が当日飛び込み参加で時間を作り上げていきます。
人とすれ違う時、私たちはぶつかるかどうかを考えるより先に、何も考えずにぶつからないように歩く。

 

構成・演出:篠田千明
共同制作:横浜国立大学大学院都市イノベーション学府「横浜建築都市学F」、平倉圭、藤原徹平

 

  • 仁田晶凱によるダンスパフォーマンス(20分)
    16:30
    (約 20分)|中庭
    (予約不要)

篠田千明(しのだちはる)

演出家、作家。1982年東京生まれ。2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。近年は「四つの機劇」「非劇」と、劇の成り立ちそのものを問いながら作品を制作する。チリの作家の戯曲を元にした「ZOO」を2016年に京都エクスペリメントで上演した。

仁田晶凱 (にたあきよし)

1993年生まれ。ダンサー、振付家。今田康二朗のもとでコンテンポラリーダンスを始める。日本大学に学んだ後、コンテンポラリーダンス専門学校P.A.R.T.S.(ブリュッセル)に留学。帰国後はメディエーター そめやふにむ とともに作品発表のプラットフォーム「者に点」を立ち上げ、コンテンポラリーダンスと現代アートの関係性を創作や企画制作を通して考察、実践している。

ライブ

 

  • IN THE SUN のライブ
    21:30-22:30
    |ラ・ブラスリー
    (予約不要・ワンドリンク制:1,000円)

タカノナオキ(drum・synthesizer)、オオハマキミトシ(synthesizer)、スズキケンタ(bass・guitar・feedback mixer)で活動。埼玉県秩父市にて結成。定期的にraw tempoというイベントを開催している。メンバーの個々の活動にも力をいれている。実験的にプリミティブに。

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