展覧会『Mon Cherie CoCo』
会期
2024年10月29日(火)~12月15日(日)
※10月29日(火)18:30よりオープニング
会場
時間
11:00-19:00(金・日のみ17:00まで)
月曜・祝日休館
※10月29日(火)はオープニングのため18:30〜20:30
入場
無料
主催
Galerie Crèvecœur(パリ)、東京日仏学院
お問合せ
東京日仏学院(03-5206-2500)
本展では、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本のアートシーンにおける交流と循環のダイナミズムを探求します。「ジャポニスム」とは、1872年にフランスの美術評論家であり熱心なコレクターでもあったフィリップ・ビュルティが初めて使った言葉で、西洋美術に対する日本の影響力の高まりを指しています。この現象は、絵画、装飾美術、挿絵、文学など、19世紀後半から20世紀初頭にかけて西洋が日本美術に与えた影響と同様に、多くの研究の対象となってきました。このような交流は、美術史だけでなく、ポップカルチャーやアンダーグラウンド、サブカルチャーとされる分野にも根づいています。それぞれの対話は、足し算、引き算、ミックスを生み、その結果は常に驚くほど新しく、解放されたものです。印象派の画家たちが日本美術を発見したとき、それを強力なインスピレーションの源とみなし、あまりにも長い間自分たちに重くのしかかっていたアカデミックな慣習から脱却する機会を得たように。歴史を通して交差するこうした対話は、アイデンティティ、時間性、社会構築の概念にも疑問を投げかけています。
『モンシェリCoCo』は、1971年に大和和紀の同名の漫画を原作とする、失われたテレビアニメで、パリで有名なファッションデザイナーになることを夢見る若い日本人女性の物語です。このテレビアニメは1972年に日本テレビ動画によって制作されましたが、プロデューサーの渡邉清の辞任によって悪化した財政問題によってシリーズは打ち切られ、現在はどのエピソードも公開されていません。理想化されたパリを描いたこのプロットは、今日のグローバルな視覚文化における交流の連続性を、ある種の軽快さと謙虚さをもって探求するこの展覧会の考察と呼応しています。
出展作家:榎本耕一、天野喜孝、藤田嗣治、首藤直輝、ジュリアン・チェカルディ、福永大介、花代、エルンスト・耀司・イエーガー、濱田泰彰、Setsuko、マリー・ローランサン、ジョニー・ネグロン、アレクサンドラ・ノエル、西村有、ルイーズ・サルトル、出津京子
主催:Galerie Crèvecœur(パリ)、東京日仏学院
企画・キュレーション:アクセル・ディビ、アリックス・ディオノ=モラニ、エルンスト・耀司・イエーガー、首藤直輝
特別協力:ガゴシアン、思文閣、TARO NASU GALLERY、小山登美夫ギャラリー、他
ヴィジュアルデザイン:首藤直輝
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