「アートアワードトーキョー丸の内」は若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代美術の展覧会。アンスティチュ・フランセ東京は、このアワードの在日フランス大使館賞受賞者へ、館内ギャラリーでの個展開催の機会を提供します。
日程
2020年1月10日(金)〜1月26日(日)
※1月10日18時30分〜オープニングレセプション。同日19時〜アーティスト・トーク(ゲスト:後藤繁雄氏)
会場
東京日仏学院
入場
無料
2019年アートアワードトーキョー丸の内にて在日フランス大使館賞を受賞した山本捷平による展覧会。
山本捷平の作品は、比較的シンプルなプロセスに基づいています。色彩のある、あるいはモノクロのグラデーションの背景の上に、美術史由来のモチーフや、シルエット、署名、人物像が複製されています。非常にバランスのよい方法で、モチーフ(ルネサンス、古代彫刻、等)やプロセス(ポップアート)、あるいは様々な効果(抽象絵画)を用いながら、美術史の異なる層を呼び出します。山本の高度な技術力によって、独創的な構図のなかに数多くの芸術的レフェランスが集合し、それぞれが密やかに対話をしているのです。
「芸術におけるオリジナルと複製、虚と実の関係は時代を超えて論じられてきたテーマだが、デジタルデータの複製が日常的になった今日、その議論をいかに発展させられるか。急速な情報化によりアイデンティティが曖昧になっている現代において”実体とはなにか”について考える。」
(山本捷平)
アーティスト
山本捷平
1994年神奈川県生まれ。2019年 京都造形芸術大学大学院 芸術専攻 ペインティング領域修了。
受賞歴に『アートアワードトーキョー丸の内2019』フランス大使館賞。
個展に2019年medel gallery shu(東京)『山本捷平個展 What is the “entity”』、西武渋谷オルタナティブスペース(東京)『山本捷平個展』
京都芸術大学大学院・芸術研究科教授
後藤繁雄
1954年大阪生まれ。同志社大学卒業。
編集者、クリエイティブ・ディレクター、アートプロデューサー、京都造形芸術大学教授として、多岐にわたる仕事に取り組む。アートアワードトーキョー丸の内審査員。
「アートアワードトーキョー丸の内」は若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代美術の展覧会。アンスティチュ・フランセ東京は、このアワードの在日フランス大使館賞受賞者へ、館内ギャラリーでの個展開催の機会を提供します。
共催:三菱地所株式会社