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展覧会 「沖縄 !!」ヴィクトワール・ティエレ [KG+]

展覧会 「沖縄 !!」ヴィクトワール・ティエレ [KG+]

展覧会「沖縄 !!」では、写真家ヴィクトワール・ティエレが2019年から2023年にかけて、日本とアメリカを行き来しながら沖縄を舞台に制作した写真作品を紹介します。

現地でのリサーチと写真による探究を通して、作家は現在も軍事施設の残る土地と、それを取り巻く自然の風景を捉えています。また1951年以降、琉球諸島で採集された植物標本を手がかりに、アメリカ合衆国戦争省による植物学の利用にも光を当てています。

ヴィクトワール・ティエレは、2012年に初めて日本に旅行した際、写真家の東松照明(1930-2012)の作品を通して沖縄を知りました。東松は、沖縄における米軍の存在を捉えた最初の写真家であり、1969年には写真集「OKINAWA 沖縄 OKINAWA」を刊行しました。本展の写真作品と展覧会のタイトルは、まるで叫びのように、直接的にその題名に呼応しています。

2019年、彼女は32の米軍基地と1万人の米兵が今なお存在するこの地を訪れました。彼女は一連のモノクロ写真作品を制作し、壮大な自然がこの占領にある種の抵抗をもたらしているかのように見える基地近辺に焦点を当てました。

2023年には、ワシントンD.C.のスミソニアン協会のアーカイブを訪ね、戦後、琉球諸島の重要なプロジェクトを主導した植物学者のエグバート・H・ウォーカー(1899-1991)についてのリサーチを行いました。このプロジェクトでは、植物標本を作成するために8,000点以上の植物が採集され、その中から彼女は40点の標本をセレクトしました。これらは、沖縄で行われた戦闘に関するリサーチをもとに選ばれたもので、スミソニアン協会の植物学アーカイブにおいて撮影されました。

本展のゼラチンシルバープリントは、コロタイプ技法の専門性で国際的に知られる1887年創業の京都の歴史ある美術工房「便利堂」にて、アーティスト自身の手によって制作されました。

本展は、京都で開催される国際写真祭「KYOTOGRAPHIE」の関連プログラムである「KG+」の一環として開催されます。

日程

2026年4月17日-5月17日(日月および5月5日と6日は休館 4月19日および5月17(日)は開館いたします)
オープニングパーティー 4月16日(木)18:00より どなたでもご自由にお越しください。

時間

11h00–19h00

会場

関西日仏学館(京都) 3Fサロン

料金・予約

入場無料

ヴィクトワール・ティエレ

彫刻家、写真家、映像作家であるヴィクトワール・ティエレは、自然、形状、テクノロジーといった異なる三つの要素に焦点を当て、その関係性が、極限状態(例えば軍隊や防衛、瀕死の場に置かれた状況)ではどのように変化するのかを探る研究を続けている。

2023年、アメリカ、ヴィラ・アルベルティーヌのレジデント。ワシントンのスミソニアン協会では、1951年に沖縄で収集された植物標本をもとにした研究プロジェクトを進めた。また、ロサンジェルスのゲッティ―・リサーチ・インスティチュートでは、Experiments in Art and Technology(E.A.T. ニューヨークを拠点とし、幅広い分野でアートとテクノロジーを結ぶ数多くの実験を行って来たグループ)に関する研究を行っている。

2024年、フランス国立宇宙研究センター在籍中には、Caillou(小石)と命名した鋼鉄の彫刻を作成。この作品は、バルーンで高度30406メートル(成層圏)まで上昇させた際、気圧の影響を受け変形した形で地表に戻って来た。Caillouは現在、ムーアン・サルトゥーのEspace de l’Art Concretにて開催中の展覧会「L’art extra-terrestre au XXIe siècle」に展示されている。

2025年にはアヴィニョンのランベール・コレクションにて、「Okinawa !!」と題した初の個展を開催し、同名の著作をRVB Books(パリ)より出版。

2026年3月には、東京日仏学院で、日本人写真家・題府基之との共同展覧会「Thierrée / Daifu」にて彫刻と映像を展示する。さらに同年4月には、les Musées de Marseilleとフランス現代美術国際化推進会(ADIAF)によって企画され、マルセイユ現代美術館で開催される「La vie climatique. Histoires sensibles des collections privées – Triennale De leur temps #8」展に参加予定。

主催:関西日仏学館

共催:ヴィラ九条山

協力:ベタンクールシュエーラー財団、便利堂、フランス国立造形芸術センター、芸術家財団

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