「アートアワードトーキョー丸の内」は若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代美術の展覧会。アンスティチュ・フランセ東京は、このアワードの在日フランス大使館賞受賞者へ、館内ギャラリーでの個展開催の機会を提供します。
展覧会 : 近藤七彩 『第二の人生』
日程
2021年2月27日(土)〜 3月21日(日)
会場
東京日仏学院
入場
無料
アートアワードトーキョー丸の内2020フランス大使館賞受賞者展
近藤七彩 個展「第二の人生」
このたび在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本は、アートアワード トーキョー丸の内との協働により、2020年 在日フランス大使館賞を受賞した近藤七彩の個展を開催する運びとなりました。
近藤七彩の芸術的アプローチは、主として古家具を用いつつ、装飾や改良を施すのではなく、あえて用途を考えずに現実をわずかに逸脱させることにより、家具を“拡張”します。
様々な素材を組み合わせ、その家具本来の機能は求めず手を加えることにより、伝統工芸でも抽象芸術でもない、まったくの別次元へと私たちを導きます。実用主義的なあらゆる目的を求めることとは真逆に、そこにある種のオーラを纏(まと)わせ、ずらしの効果と新しいフレームを与えることによって、日常的なオブジェに新たな視点を与えるのです。
「古い家具に触れると、そこに染み付いた人の生活が感じられます。長い間、まるで家族の一員のようにあったものも、いつか手放す時が来る。役目を終え、私の元にたどり着いたモノに、驚きに満ちた第二の人生を。」(近藤七彩)
アーティスト
近藤七彩
1997年生まれ
2020東北芸術工科大学工芸領域卒業
アートアワードトーキョー丸の内2020にてフランス大使館賞受賞、2021年2月TUAD ART-LINKS新宿高島屋
共催:三菱地所株式会社