展覧会 : 田口薫『地を這う、跡を撫ぜる』
日程
2023年2月1日(水)〜2月26日(日)
※2月11日(祝・土)と2月23日(祝・木)は開館
会場
東京日仏学院|リヴ・ドロワット、ギャラリー
予約
不要・入場無料
田口薫『地を這う、跡を撫ぜる』
アートアワードトーキョー丸の内 2021 フランス大使館賞 受賞者展
協力:三菱地所株式会社
このたび在日フランス大使館/東京日仏学院は、アートアワード トーキョー丸の内との協働により、2021年に在日フランス大使館賞を受賞した田口薫の個展『地を這う、跡を撫ぜる』を開催する運びとなりました。
田口氏は同賞受賞作品『東亜の聖母』で、キリスト教の図像のなかに存在する人物を取り上げ、繊細さとバロック性、緻密さと豊かさを合わせ持った仕事を展開させています。絵画と木版画を混ぜ合わせながら、自身の個人的な歴史と宗教画の人物が交差します。
様々な遠近法を駆使し、通常は同じ平面に属さない要素や図形を交差させることによって、日本と異文化との出会いが描かれます。
イコンと自分との距離を、絵によって確かめる行為をしています。
地を這うように筆を進め、その痕跡を撫ぜ回すイメージで絵をつくろうと試みています。
(田口薫)
アーティスト
田口薫
1995年愛知県生まれ、2019年愛知県立芸術大学 油画専攻 卒業。 2021年東京藝術大学大学院 先端芸術表現専攻 修了。アートアワードトーキョー丸の内2021にてフランス大使館賞、今村有策賞受賞。
「アートアワードトーキョー丸の内」は若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代美術の展覧会。アンスティチュ・フランセ東京は、このアワードの在日フランス大使館賞受賞者へ、館内ギャラリーでの個展開催の機会を提供します。