講演会 : 若き芸術家たちのつくる世界
日程
2023年7月3日
時間
19時~20時30分
会場
東京日仏学院|エスパス・イマジュ
参加料
1,000円
主催・協力
東京日仏学院・KAAT神奈川芸術劇場
伊藤郁女によるトークイベント
「若き芸術家たちのつくる世界」
進行:唐津絵理
今年1月にストラスブール・グランテスト国立演劇センターTJPのディレクターに就任した、フランス在住振付家・ダンサーの伊藤郁女を迎えトークイベントを開催します。
日本人振付家・ダンサーとして、これまでフランスで活動してきた体験から感じたことや、子どもやお年寄りまで幅広い世代に開かれたプログラムを提供するTJPでこれから挑戦したいこと、日本の若手アーティストたちや芸術教育に携わるあらゆる人に向けて伝えたいことなどについて、じっくりお話を伺います。
進行は、コンテンポラリーダンス作品や文化の紹介と創造、未来の観客やアーティストの育成に多角的に携わる、プロデューサーの唐津絵理が務めます。
振付家
伊藤郁女
振付家・ダンサー。1979年生まれ。5歳よりクラシックバレエを始め、2000年にニューヨーク州立大学パーチェスカレッジへダンス留学後、立教大学で社会学と教育学を専攻。2003年~2005年に文化庁新進芸術家海外研修制度で渡米し、NYのアルビン・エイリー・ダンスシアターにて研鑽を積む。2003年にフィリップ・ドゥクフレ作品『Iris』の主役に抜擢。その後、ジェームス・ティエレやシディ・ラルビ・シェルカウイ、アラン・プラテルなど世界の名だたる振付家の作品に出演。拠点をフランスに移し、2015年に自らのカンパニー「HIME」立ち上げる。欧州の様々なバレエ団・サーカス学校・オペラ作品で振付を手掛けるほか、ダンスに捉われない多岐にわたる活動を行う。主な創作作品に、『私は言葉を信じないので踊る』『私を燃やして』『ロボット、私の永遠の愛』『Is it worth to save us?』『綾の鼓』『あなたへ』など。2015年SACDより新人優秀振付賞、フランス政府より芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受賞。2022年第16回日本ダンスフォーラム賞大賞受賞。2023年1月よりストラスブール・グランテスト国立演劇センター「TJP」のディレクター(総芸術監督)就任。
アーティスティックディレクター
唐津絵理
愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサー、Dance Base Yokohamaアーティスティックディレクター。
お茶の水女子大学文教育学部舞踊教育学科卒業、同大学院人文科学研究科修了。舞台活動を経て、1993年より日本初の舞踊学芸員として愛知芸術文化センターに勤務。2000年に所属の愛知県文化情報センターで第1回アサヒ芸術賞受賞。2021年より現職。2010年~16年あいちトリエンナーレのキュレーター(パフォーミング・アーツ)。大規模な国際共同製作から実験的パフォーマンスまでプロデュース、招聘した作品やプロジェクトは200を超える。DaBY設立を機に、ダンス、パフォーミングアーツ領域全体の活動環境の整備、アーティスト・ダンサー・スタッフの権利擁護、観客・市場拡大施策等に積極的に関わる。著書に『身体の知性』等。令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞。