生誕130周年記念特集 ジャン・ルノワールの現在をめぐって
日程
2024年9月6日(金)〜10月6日(日)
場所
東京日仏学院エスパス・イマージュ
料金
一律1,100円 (但し、トークイベントのある回は一律1,500円 9/22(日)のこども映画ワークショップは中学生以下は500円)。チケットPeatixにて発売中です。
*窓口販売はございませんのでご注意下さい。
今年、生誕130周年を迎えるジャン・ルノワールの特集を開催します。
「呪われた映画作家」のひとりであったジャン・ルノワールを自分たちの「親父、守護聖人(ルビ:パトロン)」であるとし、「世界最大の映画作家だ」と高らかに称えたのはトリュフォーやリヴェット、ロメール、ゴダールらヌーヴェル・ヴァーグの若き映画作家たちでした。その後、その評価は全世界的なものとなり、ルノワールの作品は多くの映画人に多大なる影響を与えてきました。約20本のルノワール作品と、ルノワールについてのドキュメンタリーで構成された本特集では、しかしルノワールを記念碑的存在とするのではなく、つねに変化し、移動し、越境し、体験や速度を変化させてきたルノワールの作品の多様性をあらためて発見し、「生きたルノワール」としてその現在性、現代性を見出してみたいと思います。上映のほか、豪華ゲストを迎えたトークショーも予定しています!
上映作品:
〈ジャン・ルノワール監督作品〉
‐マッチ売りの少女(1928)
‐牝犬(1931)
‐素晴らしき放浪者(1932)
‐トニ 4Kレストア版(1934)
‐ランジュ氏の犯罪(1935)
‐ピクニック(1936)
‐どん底 4Kレストア版(1936)
‐ラ・マルセイエーズ(1937)
‐ゲームの規則 4Kレストア版(1939)
‐この土地は私のもの(1943)
‐南部の人(1945)
‐浜辺の女(1946)
‐河(1950)
‐黄金の馬車(1952)
‐フレンチ・カンカン(1954)
‐恋多き女(1956)
‐コルドリエ博士の遺言 4Kレストア版(1959)
‐捕らえられた伍長 4Kレストア版(1962)
‐ジャン・ルノワールの小劇場(1970)
〈関連作品〉
‐ ジャン・ルノワールの演技指導(1968)
‐ 現代の映画作家 ジャン・ルノワール 第3部 規則と例外 (1966)
‐ 「ピクニック」の撮影風景(1994)
〈トークイベント〉
ゲスト(アルファベット順):濱口竜介(映画監督)/木下千花(映画研究者)/三宅唱(映画監督)/ナデージュ・ルレ(映画教育)/角井誠(映画研究・批評)
*9月22日のナデージュ・ルレさんの「こども映画ワークショップ」のタイトルは、当初「こども映画教室」