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シャンタル・アケルマン映画祭 2024

シャンタル・アケルマン映画祭 2024

日程

2024年6月19日(水)~7月7日(日) 

※毎週月曜、火曜、6/22(土)は休映

会場

東京日仏学院エスパス・イマージュ

料金

一般:¥1,500/アンダー30割:¥1,000 ※tecketにて6月5日よりご予約頂けます。当日券も各回10枚ずつ用意しております。上映日当日のみ、受付にてお買い求め頂けます。
お問合せ:マーメイドフィルム TEL:03-3239-9401

※受付でのお支払いは現金のみとなっておりますのでご了承下さいませ。 ※上映開始15分前に開場、整理番号順にご入場頂けます。お席は自由席です ※劇場内ではペットボトル飲料以外のご飲食はお断りしております。

既成の映画ルーティンをことごとく破壊し、観る者を全く新しい地平へと誘う映画監督、シャンタル・アケルマン。2022 年にはイギリス映画協会が10 年ごとに選出する「史上最高の映画100」にて代表作『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』 が見事1 位に輝いた(2 位はA・ヒッチコックの『めまい』、3 位はO・ウェルズの『市民ケーン』)。今年で3 度目となる今回の特集上映では『ジャンヌ・ディエルマン~』など昨年上映された12 作品に加え、極めて重要なドキュメンタリー3 作を初めてラインアップ。また、映画編集者として公私ともに30 年もの間アケルマンを支えたクレール・アテルトン氏の来日も急遽決定。静謐な眼差しで自己と世界を見つめ続けたアケルマンの旅は、今も続いている。

 

上映作品:

街をぶっとばせ (1968年/12分)
ホテル モンタレー(1972/63分) 
私、あなた、彼、彼女 (1974年/86分)
ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番街 (1975/200分) 
家からの手紙 (1976年/85分)
アンナの出会い(1978年/127分)
一晩中(1982年/90分)
アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学 (1989年/91分)
東から (1993年/115分)
(1999年/70分)
囚われの女 (2000年/117分)
向こう側から (2002年/102分)
オルメイヤーの阿房宮 (2011年/127分)
ノー・ホーム・ムーヴィー (2015年/112分) 

  • Collections CINEMATEK – ©Chantal Akerman Foundation

  • Collections CINEMATEK – ©Chantal Akerman Foundation

  • Collections CINEMATEK – ©Chantal Akerman Foundation

  • Collections CINEMATEK – ©Chantal Akerman Foundation

  • Collections CINEMATEK – ©Chantal Akerman Foundation

  • Collections CINEMATEK – ©Chantal Akerman Foundation

    シャンタル・アケルマン

    1950 年、ベルギーのブリュッセルでユダヤ人の両親のもと生まれる。母方の祖父母はポーランドの強制収容所で死去。15 歳のときにジャン=リュック・ゴダールの『気狂いピエロ』(65)を観て映画を志し、自ら主演を務めた短編『街をぶっ飛ばせ』(68)を初監督。その後ニューヨークにわたり、初めての長編『ホテル・モンタレー』(72)を手掛ける。1 9 7 5 年、2 5 歳にして平凡な主婦の日常を描いた3 時間を超える『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23 番地』を発表、世界中に衝撃を与えた。その後もミュージカルからドキュメンタリーまでジャンル、形式にこだわらず数々の意欲作を世に放つ。2015 年10 月、パリで逝去。

    登壇者

    クレール・アテルトン

    映画編集者/シャンタル・アケルマンの協力者

    1963年、サンフランシスコで生まれ、パリで育つ。姉はチェリストのソニア・ヴィーダー=アテルトン。84年にデルフィーヌ・セリッグの舞台を記録したTV作品“Letters Home”(86)を機にアケルマンと出会い意気投合。以後『東から』『南』『向こう側から』のドキュメンタリー三部作や『囚われの女』』『オルメイヤーの阿房宮』といった文芸作、さらには遺作の『ノー・ホーム・ムーヴィー』まで、約30年にわたってアケルマン作品の編集を手がけた。

    登壇者

    斉藤綾子

    映画研究者/明治学院大学文学部芸術学科教授

    カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)映画テレビ学部大学院博士課程修了。専門は映画研究、フェミニズム批評。 共編書に『映画と身体/性』(森話社)、『映画女優 若尾文子』(みすず書房)、『可視性と不可視性のはざまで 人種神話を解体する 1』(東京大学出版会)など。

     

    登壇者

    とちぎあきら

    フィルムアーキビスト

    『月刊イメージフォーラム』編集長などを経て、2003年より東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)主任研究員(後に主幹)として、映画の収集・保存・復元・アクセス対応に従事する。退職後は、国立映画アーカイブによる配信サイト「関東大震災映像デジタルアーカイブ」や「フィルムは記録する」の制作に関わるとともに、(一社)日本映像アーキビスト協会の会長を務めている。

    登壇者

    坂本安美

    アンスティチュ・フランセ 映画主任/映画批評

    東京出身。『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』誌元編集委員。1996年より東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ東京)にて映画プログラム主任を担当し、さまざまな映画上映の企画・運営を手がける。2012年からはフランス大使館 文化部にあたるアンスティチュ・フランセにて映画プログラム主任。引き続きフランスから多くの監督、俳優、映画批評家らを招聘し、日本では上映の機会があまりない作品を中心に紹介しながら、上映と批評との関係、国境を越えたアーティスト、書き手の交流についてつねに模索している。著書は『エドワード・ヤン 再考/再見』、『そして映画館はつづく』(共著、フィルムアート社)、『サッシャ・ギトリ 都市・演劇・映画 増補新版』(梅本洋一 著/坂本安美 編、ソリレス書店)などがある。

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