【講演会】日仏翻訳の風景 ーその歴史、理論と実践を交えて
日仏文化交流の150年の歴史において、フランス文学の日本語訳、日本文学のフランス語訳は重要な役割を果たして来ました。
この、二十一世紀に突入した現在、理論的背景、また翻訳者たちの作業がいかに変化してきているかを考えます。主にデジタルターン、特にA Iの目まぐるしい促進に適応しながらも、倫理的な考察が必要となってきています。語学の知識を基盤に、翻訳の技術の習得こそが生存競争を乗り越える、人間性のある未来の構築に繋がるのだと思われます。
※このイベントは文学フェスティバル「フランス読書の秋2025」の一環として開催いたします。
日時:
2025年11月4日(火)18:30~20:30 (開場: 18:00)
会場:
関西日仏学館 (京都)、稲畑ホール
料金:
入場無料、要予約。
言語:
フランス語 (日本語通訳付)
セシル・サカイ
パリ・シテ大学名誉教授、東アジア文化研究センター研究員、日本近現代文学専攻。
著書としては、『明暗の川端康成―曖昧性のエクリチュール』(フランス語、PUF、2001年再販2014年)、澤田直との共編著で、
『翻訳家たちの挑戦ー日仏から世界文学へ』(水声社、2019年)などがある。
そのほか、川端康成、谷崎潤一郎、河野多恵子など、日本文学の仏訳30点ほどを発表している。
主催 : 関西日仏学館
共催 : フランス国立極東学院 京都支部