芸術サロン「パサージュからデパートへ:アート・建築・文学」

日程
2025年7月26日(土)
時間
15:00-16:30
会場
九州日仏学館3Fメディアテーク
対面参加のみ
料金
クラブ・フランス会員¥3,500 / 一般¥4,000
飲み物・アミューズ付き
美術と文学、二つの視点から、一つのテーマについて読み解いていく講座です。
≪マラルメと肖像≫に次ぐシリーズ二回目は、≪パサージュからデパートへ≫と題し、近代消費生活が誕生し根付いていった、18世紀末から19世紀のパリについて見ていきます。
パレ・ロワイヤルの喧騒と放蕩を描いたボワイーの絵画、百貨店のファサードのデザイン、芸術の大衆化ともいわれた、色鮮やかな街頭ポスターとともに、ボードレール、ゾラ、アポリネール、アラゴン、カルコ、ベンヤミンンの作品を通じて、パリの変容を探っていきます。
この時代の社会的、都市的変化、近代化と大衆、豊富な商品と資本主義の象徴を、作家たちは、どのように作品のなかに映しとっていったのか…
「素晴らしい日常」の裏に隠された、怪しげなパサージュや、不穏な空気漂う「店」のなかにも、足を踏み入れます。
講師
小栁由紀子

美術史家
芸術工学博士。ルーヴル美術館管轄国立高等教育機関エコール・ド・ルーヴルにてディプロムを取得。フランス美術史、邸宅建築と装飾史を専門とする。

特別講師
シャルレーヌ・クロンツ

九州大学文学部准教授。専門はフランスとフランス語圏(特にルーマニア)のインターメディアポエトリーとフランスの文学・芸術と東アジアの関係。2018年より日本に在住し、シンポジウムの企画や九州大学アジア・

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