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展覧会「演劇のあり方 Theatrical Undersurface」ファビアン・ヴェルシェール

展覧会「演劇のあり方 Theatrical Undersurface」ファビアン・ヴェルシェール

©Fabien Verschaere, Love Twice, 2021, tous droits réservés

会期

2025年3月19日(水)~4月11日(金)
※3/19(水)は18時より、アーティストを迎えたオープニングレセプションを開催します。
オープニングレセプションでは、アーティストによるささやかなパフォーマンスがございます。

時間

火~木:10:00~19:30 金・日:10:00~17:00 土:10:00~19:00
※初日3/19(水)は18:00~20:00
月曜・祝日休館

入場

無料

お問合せ

03-5206-2500(東京日仏学院)

東京日仏学院は、フランス人アーティスト、ファビアン・ヴェルシェールの日本初となる個展「演劇のあり方 Theatrical Undersurface」を開催します。

現代アートの第一人者として知られる彼は、この20年間、シュルレアリスムの影響を受けた鮮やかな水彩画で、個人的な物語を描き続けてきました。50歳の節目を迎える本展では、彼の作品の神髄が凝縮されたエネルギー漲る水彩画18点をとおして、色相・彩度のバランスとその相互作用など、ヴェルシェールが継続的に取り組んできた色彩の探求に焦点があてられます。精神と肉体が完全に融合し、詩的で官能的なヴィジョンが結晶したその作品世界は、夢と現実のはざまへの逃避行へと私たちを誘います。

 

「鮮やかな色彩のパレットで、このフランス人アーティストは、空想の生き物が住まうフレスコ画のように、大規模な構図を描き出す。それらの幻想的な登場人物たちは、記憶と忘却、存在と不在の虚無のなかを浮遊する。まるで無重力であるかのように、過去と未来が出会う天と地の間を、人間と動物が交じり合う失われ再構成された楽園のなかを漂っている。これらの一見閉ざされたイメージは、あらゆる束縛から解き放たれ、空間をさらに占有し始めるようにさえ見える。作家は空間と光を取り込み、色鮮やかな層としてそれらを解放し画面を満たす。しかし、ファビアン・ヴェルシェールがネオ・ポップ画家であるならば、彼はキャンバスの表面に心象風景を再現しているのだ。これ以上抽象的なものがあるだろうか?

ヴェルシェールの作品は、シンボルの価値や、イメージが他者の目にどんなアイデンティティを伝えるのかについて問いかける。私たちは何を言うべきか、何をすべきか、わからないのだろうか?私たちはどこまで近づけるのか?彼らに話しかけることはできるのか?ひょっとして彼らは聞いているのだろうか?彼らはどんなことを話しているのか?私たちに何を話すのだろうか?それとも、彼らと私たちの間では、すべてが終わっているのだろうか?」(リリース資料より)

 

協力:RHK Studio、Galerie Brugier Rigail、Whitestone Gallery、Elie Bleu

 

ファビアン・ヴェルシェール Fabien Verschaere

造形作家(美術家)。1975年フランス・ヴァンセンヌ生まれ。2000年にパリ国立高等美術学校を、2001年にナント国立美術学校を卒業。平凡なものから驚異的なものまで、あらゆるモチーフを詩的に扱い、独自の芸術表現を見出した。リヨンやサンテティエンヌの美術館、パレ・ド・トーキョー、グラン・パレ等、多くのフランスの美術館で展示・コレクションされ、アメリカやアジアでも観客を獲得し、定期的に展示されている。2024年パリ・オリンピックでは、オリンピック村の天井に記念碑的な作品を制作した。

 

©Karin Crona

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