オペラバロック『プラテ』に関する講演
1745 年 3 月 31 日にヴェルサイユ宮殿のラ・グランドエキュリ宮殿(大厩舎)で上演されたジャン・フィリップ=ラモー作曲のプロローグと 3 幕のバレエ・ブフォン《プラテ》現代では見られない、オペラとバレエが一体となったフランスの素晴らしい舞台芸術。
この《プラテ》のストーリーを通して、何を感じ、何を考えるのか?
現代を生きる私達に、未来を担う子供達に、届けたい作品です。
ジュピテル(雷の神)の妻=ジュノン(風の女神)の嫉妬により、地上は、北風が荒れ狂い、嵐が収まらず困っていました。
このジュノンの嫉妬を収めるために、地上に静寂を取り戻すために、シテロン(ギリシアの王)は一計を案じ、
『その昔、大洪水で出来たという深く暗い沼に、沼の精霊の女王プラテが住んでいる。
ジュピテルがこの風変わりで滑稽な自惚れ屋のプラテに結婚を申込み、偽装結婚式の最後に、妻のジュノン(風の女神)を大笑いさせて、嫉妬を沈めてはどうか?』
と、メルキュール(ジュピターの使者)に提案します。沼の精霊の女王プラテが『なんて素敵な住処なんでしょう!』と
自分の沼の王国を讃える有名な《プラテの登場曲》を 1 曲上演致します。
そう、プラテはシテロン(ギリシアの王)に恋をしているのです。
シテロン(ギリシアの王)に『人間の僕と沼の精霊のプラテは身分が違い過ぎる』と言われ、失恋をしたプラテですが、『ジュピテル(雷の神)がプラテに恋をしているよ』とメルキュール(ジュピターの使者)から伝えられ、一転して大喜びをするプラテ。
突然嵐の前触れのような稲妻が走り、『あれはジュノンの嫉妬による怒りの印だ』とメルキュールに説明されると、プラテは『ジュノンの涙で私の湿った王国が潤うわ』と自分の御付の精霊達を呼び出して披露する歌と踊りを 1 曲ずつ上演致します。
踊りは当時のバレエ=バロックダンス(トゥシューズの誕生前・ヒールの靴にドレスで踊っていました)です。
以上《プラテ》の歌 2 曲、バロックダンス 1 曲を上演した後に、2019 年に豊島区のブリリアホールのこけら落とし公演にて上演した本公演の《プラテ》より ACT1 の映像をお見せ致します。
ACT2ではジュピテル(雷の神)にプロポーズされ、幸せの絶頂のプラテ。
ACT3 では、偽装結婚式があげられます。
偽装結婚式にはプラテの沼の精霊たちもお祝いに駆け付け、幸せの絶頂のプラテ…物語の結末は、どうなるのでしょうか。
今年 12 月 2 日(水)に練馬区立練馬文化センター大ホールにて、《プラテ》の本公演を 7 年振りに上演致します。
ここ数年は、フランスでも予算の都合で、この時代のバレエ・オペラの上演や演奏が出来なくなっているとの事です。貴重な作品をこの日本で観られる貴重な機会です。
日程
3月15日(日)
会場
エスパスイマージュ