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「思想の夕べ2024」 スポーツと社会変革

「思想の夕べ2024」 スポーツと社会変革

アンスティチュ・フランセが主催する「思想の夕べ」は、アイデアと知識の自由な交流を願って開催される世界的なイベントです。

 

2024年パリオリンピック・パラリンピックの開催を控えたフランスでは、オリンピックのレガシーについて考える機が熟しています。スポーツが団体として、かつ社会的な実践として行われる時、スポーツそのものが価値観や社会の規範や原則を伝える役割を果たしています。

 

では、この価値の継承のサイクルから社会はどのような恩恵を受けることができるのでしょうか?伝達の狭間でどのような変革が、ひいてはどのような断絶が生まれるのでしょうか。アンスティチュ・フランセが主催する「思想の夕べースポーツと社会変革」シリーズでは、価値観として、また実践としてのスポーツの可能性と継承の重みを、社会的議論として検証します。

 

シンクタンク・「スポーツ&市民」と共に考える

Think Tank Sport et Citoyennetéは非営利団体です。その目的は、スポーツ、健康、教育、シチズンシップ、持続可能な開発、経済、社会的結束に関する国内および欧州の公共政策構築プロセスに参加することです。2017年、同協会は「女性とスポーツ:平等はいつ達成されるのか」と題した会議(代表、実践、責任へのアクセス)を開催しました。

 

プログラム

「思想の夕べ2024」:「スポーツを通じた社会変革」

日仏討論会と筑波大学パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会壮行会

 

東京2020大会のレガシーを踏まえ、スポーツを社会生活により浸透したかたちで考え、実践していくにあたり、筑波大学と連携して、社会におけるスポーツの意味と可能性を議論します。そして、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会に出場するアスリート、スタッフ等の壮行会を行います。ご来場いただける方は登録フォームに入力してください。

 

  • 日時 : 7月4日(木)15:00~18:00
  • 会場 : 筑波大学 大学会館ホール
  • 使用言語 : 日本語
  • 申し込み可(無料)。
  • 主催 : 筑波大学(体育スポーツ局、体育系、Center for Olympic Research and Education 、国際局)、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

Sport et citoyenneté 「スポーツと市民」代表

ジュリアン・ジャッペール (Julian Jappert) 

弁護士/ロビイストとしてスポーツビジネスに携わった後、欧州委員会の専門家として活躍。多くの大学、NGO、責任ある企業と協力。国内、欧州、国際的な公的機関や主要スポーツイベントの主催者に対して定期的に助言を行っている。

筑波大学特命教授、博士(人間科学)

真田 久(さなだ ひさし)

専門はスポーツ人類学、オリンピック史。

主な著書に『19世紀のオリンピア競技祭』(明和出版、2011年)、『嘉納治五郎:日本にオリンピックを呼んだ国際人』(潮出版社、2018年)、『2020+1  東京大会を考える』(日本オリンピック・アカデミー編、分担執筆、メディアパル、2022年)。

筑波大学体育系 准教授

宮崎 明世(みやざき あきよ)

専門は体育科教育学。研究テーマはオリンピック・パラリンピック教育、基礎的運動に関する教育、教師教育等。

東京2020大会に向けた、オリンピック・パラリンピック・ムーブメントの展開に関わって、教材の作成・普及に尽力した。

NPO法人STAND 代表理事

伊藤 数子 (いとう かずこ)

1991年企画会社パステルラボ設立、代表取締役。2003年から電動車椅子サッカーなどのパラスポーツ大会のインターネットライブ中継を開始。誰もが明るく豊かに暮らす社会を実現する「ユニバーサルコミュニケーション活動」のため2005年NPO法人STANDを設立し、パラスポーツ事業を本格始動。パラスポーツを通して共生社会を目指す。ウェブサイト「挑戦者たち」での情報発信、スポーツイベントや体験会も開催。2014年にはボランティアアカデミーを開講。2016年に新設されたスポーツ庁の第1期スポーツ審議会委員、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会顧問を務めた。2024年からリーフラス株式会社社外取締役。

 

司会ー 筑波大学 学長特別補佐、体育系教授(教育学博士)

清水 諭(しみず さとし)

専門はスポーツ社会学、身体文化論。

主な著書に『甲子園野球のアルケオロジー』(新評論, 1998年)、『オリンピック・スタディーズ』(編著, せりか書房, 2004年)、『サッカーの詩学と政治学』(分担執筆, 人文書院, 2005年)など。

大学院特別講義

「オリンピックのレガシーとビジネス」

東京2020大会のレガシーを踏まえ、オリンピック・パラリンピックという大規模国際スポーツイベントが社会に及ぼす影響について、特にビジネスの観点から考えます。スポーツの力による社会の変革の可能性、スポーツと社会の関係性を議論します。パリ2024には早稲田大学から参加する選手の大いなる活躍も期待されている中、開催国フランスからスポーツの社会的影響についての専門家を迎え、世界トップクラスの環境でスポーツ科学の研究を牽引する早稲田大学スポーツ科学学術院長による特別講義が行われます。

 

  • 日時 : 2024年7月3日(水)19:00~20:15
  • 会場 : 早稲田大学 早稲田キャンパス 27号館 小野記念講堂
  • 使用言語 : 日本語・フランス語(逐次通訳あり)
  • 申し込み可 (無料)
  • 主催: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
  • 共催: 早稲田大学スポーツ科学学術院

Sport et citoyenneté 「スポーツと市民」代表

ジュリアン・ジャッペール (Julian Jappert) 

弁護士/ロビイストとしてスポーツビジネスに携わった後、欧州委員会の専門家として活躍。

早稲田大学スポーツ科学学術院長

松岡 宏高 (まつおか ひろたか)

京都市生まれ。京都教育大学卒業、オハイオ州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。2009 年早稲田大学准教授、2015年同教授を経て現在に至る。専門はスポーツマネジメント、スポーツマーケティング。日本スポーツマネジメント学会理事、日本スポーツ協会指導者育成委員会委員等も務める。主な著書に、「スポーツマーケティング」(大修館書店,2018年,共編著)、『Sport Business in Leading Economies』(Emerald Publishing, 2018年, 共著)など。

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